平成31年4月18日、先進技術実践委員会 情報技術マップ部会(部会長:山口陽平、みずほ情報総研(株))の第7回会合が、JISA会議室において開催された。出席者は11名(事務局含む)。今回は調査報告書の最終読み合わせを行った。以下WGで取り上げた内容を一部紹介する。
【本年度 SI実績及び着手意向ランキング上位10位の技術】
SI実績指数(その技術がどれだけ使われているか)上位10位に新しく登場したのは6位の「ジョブ管理」、9位の「サービスサポート管理」であり、その他の要素技術はいくつかランキングの入れ替わりはあるものの、ほぼ昨年度と同様の結果となっている。なお本年度調査で運用分野の要素技術を見直しており、「ジョブ管理」「サービスサポート管理」に関して世の中に大きな変動があったわけではないと考えられる。
着手意向指数(その技術を今後使いたい人はどれだけいるか)の上位は毎年入れ替わりが大きい傾向があるが、今年は新規の要素技術である「コンテナ技術」が9位となった他は7位「SIEM」と10位の「IPv6」が昨年度から順位を伸ばすのみで他は比較的に小規模な順位変動に留まった。2位の「デザイン思考」や3位の「テキスト・マイニング技術」、4位の「データマイニング」はデジタルビジネスのビジネスアイデア検討やAI利活用の場面で昨年度から続いて技術者からの関心が高い状況が続いている。

図 着手意向(上位10位)
詳細は、5月発刊の「平成30年度 情報サービス産業における情報技術マップに関する調査報告」を確認してほしい。なお、6月上旬にJISA会員企業へ同報告書を郵送する
(大原)