平成30年12月7日に先進技術実践委員会 要求工学実践部会 第3回要求工学推進WG(幹事:北川貴之 東芝デジタルソリューションズ(株))が開催された。出席者は11名。
今回は斎藤忍氏(日本電信電話株式会社)より、「要求文書における曖昧表現の見直し」と題して、発表があった。
はじめに、要求仕様書のレビューで指摘内容として「あいまい表現」がトップを占めていることが課題と述べた。
次に、要求仕様書の曖昧表現を指摘・修正するため、有識者のノウハウを形式化した「曖昧表現書換えリスト」の作り方や内容を述べ、その有用性の評価実験の結果を紹介した。
最後に、今後の予定として「記述指針の質の向上(有識者ノウハウの更なる取り組み)」、「ツール支援の検討」、「経験者実験の評価」を紹介した。
なお、本講演は10月5日に開催されたソフトウェア工学実践シンポジウム経験報告で最優秀賞を受賞している。
次回は、2月を予定している。
(溝尾)