第5回 情報技術マップ部会

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 平成30年3月8日、第5回情報技術マップ部会 (部会長:山口 陽平、みずほ情報総研(株))が、JISA会議室において、委員12名とオブザーバ2名の計14名の出席により開催された。今回は、ライフサイクルマップ分析から各要素技術について普及度・成熟度を検討した。ライフサイクルマップ分析とは、SI実績指数と着手意向指数を基に、技術の出現から衰退までを可視化するものである。
 当日は、11種にカテゴリ分けした要素技術について議論した。例えば、「開発環境・開発ツール」カテゴリに含まれる要素技術では以下のような動きがあった。

 「分散型構成管理ツール」と「Continuous Integrationツール」がSI実績指数を大きく伸ばした。特に「Continuous Integrationツール」については、3期連続の研究期を脱して、普及期へと大きく伸長した。「アジャイル開発/反復型」開発プロセスの普及と「テスト支援/自動化ツール」の普及が後押ししていると考えられる。
 一方で、「超高速開発ツール」については研究期を脱せず、「ノンプログラミング開発」など、魅力的な要素はあるがブレイクスルーできていないようだ。着手意向も高く、認知度もそれなりに高いのだが、実績に結びつかない傾向はここ数年変わらない。
 引き続き、他要素技術について分析をし、5月末に報告書に取りまとめ発刊する予定。

(大原)

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