第9回 プロジェクト健全性評価研究会

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 平成30年1月17日(水)に第9回プロジェクト健全性評価研究会(幹事:早乙女真 (株)NTTデータ経営研究所)が開催された。出席者は事務局含め8名。

 当日は本研究会の活動を本年度で終了したい旨、事務局より説明し、委員の了承を得た。
 本テーマは平成21年度 技術委員会 標準化部会で「顧客満足度アセスメントの研究」を端緒に、翌年度から「プロジェクトの健全化」をテーマとしたワーキンググループを設置し活動を開始した。
 プロジェクトの健全性とは「ステークホルダー同士がお互いの状況や立場を理解・尊重し、協働してWin-Winの関係を保ち、ゴールに向かって進み、全ステークホルダーが満足すること」と定義した。健全性をチェックするには、キープローブと呼ぶ評価項目でステークホルダ(利用者、発注者、受託者)間のギャップを早期に発見することが重要で、このギャップこそプロジェクト運営に支障を来す予兆と考える。このような予兆は多くの場合、コミュニケーションギャップであり、定量化し測定するのが難しい。健全性評価は、この定量化しにくい観点とは何か、ギャップを生みやすい視点はどこか、に注目したところが画期的な研究であった。

 今年度残すところ、あと2回の会合で、これまでの活動の総括をレポートにまとめ公表する。

 (鈴木)

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