平成27年2月9日、JISA会議室において平成26年度 第2回 国際連携委員会(委員長:五十嵐隆・富士通FIP 相談役)が開催された。出席者は16名。
五十嵐委員長からの開会挨拶後、事務局より、平成27年度JISA事業計画の骨子案について説明した。来年度は、JISAの重点テーマに沿った専門委員会を設置する予定で、業界のプレゼンスの向上のための国際連携を行うために国際委員会を設置する案となっている旨、事務局より説明を行った。
次に、3月4日に予定されている合同委員会での報告資料案を使って、今年の国際連携委員会および各部会の活動報告を行った。平成26年度の国際連携委員会としての対外的な活動としては、ベトナムセミナー(5月、東京)、日台交流会(6月、台北)、日韓ITセミナー(6月、ソウル)、WITSA・世界情報技術産業会議(9月、メキシコ)、日台交流会(10月、東京)、ASOCIO ICT Summit・Japan ICT Day(10月、ハノイ)、ベトナムセミナー(2月、東京)が行われたことを事務局より報告した。
グローバルビジネス部会については、大須賀部会長より、この1年間に行った部会、ワーキンググループ、勉強会、海外ミッションとのミーティングなどの報告が行われ、10月に行った日中セミナーでの議論の内容やグローバル人材ワーキンググループで行った外国籍社員へのアンケート調査結果などの紹介が行われた。また、1月に行った勉強会の結果、今後の情報サービス業のグローバル展開について、日系ユーザーのサポートのみではビジネスの大きな拡大は見込めないため、海外市場で競争力のある自社の強みは何かを認識することが重要、という4年前のレポート結果を再認識するべきであると報告があった。
パブリックポリシー部会については、横澤部会長より、今年度の活動内容の報告が行われた。また、今後の情報サービス産業をめぐる社会経済の重要な変化として、IoTに代表される「もの」のインターネットのビジネス変化、「もの」の物流からデータの流通に変わることによる情報サービス産業の変化、ものづくりとサービスの融合などを挙げ、そのような業界環境が変化している中で重要となる政策的な課題や議論について、引きつづき国内外での情報収集、意見交換、国内外への意見発信などを行っていく旨、報告があった。
最後に、今後の国際関連活動予定について事務局より説明を行った。その後、この数年間、JISAとして公式な交流を行っていない中国の現状や今後のビジネスについて、フリーディスカッションが行われ、閉会とした。