第5回 広報・人材委員会 人材部会

 平成24年11月29日、JISA会議室にて標記部会(部会長:池田隆雄・新日鉄住金ソリューションズ(株)取締役人事部長)が開催された。参加者は計18名。委員のほか、ゲストとして日本システムウエア(株)人事部教育担当の吉田リーダー、オブザーバとして経済産業省情報処理振興課、情報処理推進機構(IPA)からそれぞれ人材担当者が参加した。

 当部会は、市場や経済のグローバル化が進むなかで、ITにより新たなビジネスを創出し、顧客や自らの改革を実行できる創造的改革を推進する人材の発掘・確保とそれらを実現するための環境整備について検討を行い、平成23年度の活動成果として、「創造的改革を推進する人材と発掘・育成に関する提言」を取りまとめた。平成24年度は、この提言に基づき、(1)評価プロセスモデルの策定、(2)JISA会員企業内の大学非常勤講師ネットワークの構築、(3)JISA会員・ユーザ間の相互インターンシップ制度の構築、を主なテーマとして活動している。

 当日は、評価プロセスモデルの策定に向けた事例研究の第二弾として、まず、TIS(株)が、「創造的改革人材の評価・発掘プロセスを考える」と題して、役員評価制度、新規事業創出推進等について発表した。続く日本システムウエア(株)は、ビジネス上の価値を生む人材に重きを置くための「能力主義から役割主義への制度移行」について、最後に日本コンピューター・システム(株)が、中期経営計画の一環として、上流スキル保持者を3年後に100名体制とする「上流スキル差別化戦略」について発表し、それぞれ意見交換を行った。

 次回は、来年1月に、発表企業計6社の評価プロセス事例を参考に、改革事案と改革につながる改善事案を対象とした評価プロセスモデルについて検討する予定である。

(薦田)

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