第4回 広報・人材委員会 人材部会

 平成24年11月7日、JISA会議室にて標記部会(部会長:池田隆雄・新日鉄住金ソリューションズ(株)取締役人事部長)が開催された。参加者は計23名。委員のほか、ゲストとして(株)ジャステックの柴山取締役常務執行役員、オブザーバとして経済産業省情報処理振興課、情報処理推進機構(IPA)からそれぞれ人材担当者が参加した。

 当部会は、市場や経済のグローバル化が進むなかで、ITにより新たなビジネスを創出し、顧客や自らの改革を実行できる創造的改革を推進する人材の発掘・確保とそれらを実現するための環境整備について検討を行い、平成23年度の活動成果として、「創造的改革を推進する人材と発掘・育成に関する提言」を取りまとめた。平成24年度は、この提言に基づき、1.評価プロセスモデルの策定、2.JISA会員企業内の大学非常勤講師ネットワークの構築、3.JISA会員・ユーザ間の相互インターンシップ制度の構築、を主なテーマとして活動している。

 まず、前回の審議で結論に至らなかった、評価プロセスモデルの策定に向けた創造的改革の定義について、委員各社における創造的改革に対する考え方を整理した上で再審議した結果、改革事案及び(改革につながる)業務改善事案を対象とすることで一致した。

 評価プロセスモデルの策定に向けた事例研究(第一弾)では、新日鉄住金ソリューションズ(株)が、「まずは手をつけられるところから」と副題を付けて、創造的改革をサポートする人材を中心とした採用から配置までのプロセスについて発表した。続く(株)ジャステックは、「大手企業に勝るには差別化しかない」との方針のもと、改革及び業務改善を踏まえた能力主義の評価制度について、そして最後に(株)NTTデータが、社員の「貢献力」を評価する人事制度について発表し、各社の事例をもとに意見交換を行った。

 次回、11月29日の事例研究(第二弾)では、TIS(株)、日本コンピューター・システム(株)、日本システムウエア(株)の評価プロセス事例をもとに意見交換を行い、改革事案と業務改善事案の両者を対象とした評価プロセスモデルの策定につなげる予定である。

(薦田)

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