第2回 国際委員会(国際委員会全体会)

 平成24年11月8日、日東紡ビル4F会議室で、国際委員会(委員長:五十嵐 隆・富士通FIP(株)相談役)全体会が開催された。出席者は、56名。

 五十嵐委員長の開会挨拶の後、事務局より国際活動及び各部会活動の状況と今後の予定について報告した。

 また、グローバルビジネス部会で実施した部会参加企業の海外展開状況調査について、分析結果の報告が、Go グローバルWG (座長:伊藤整一・(株)網屋社長)より行われた。

 全体として、中国、米国、ベトナムが重要国として認識されているが、全体として分散傾向にあること、インドネシア、シンガポール、タイなどのアジア諸国について注目度が上昇していること、香港やブラジルも進出先としては上位になっていることなどが報告された。また、海外進出の苦労と成果の点では「人材面で世界があった」と感じている回答が多く、財務・収益面では、苦労しながらもそれなりの成果を出している状況にあることが報告された。最も苦労が多いのは「商習慣・制度」となっている。

 なお、将来の展開として、特に調達の面で中国の重要度は大きく変わらないものの、東南アジアへの移行を模索する様子がうかがえる(調査時点は、日中間の領土問題が大きく取り上げられる以前であることに注意が必要)結果となった。詳細はJISAグローバル化支援サイトで公開中。

 活動報告後には、岩橋誠日中部会長(JFEシステムズ・顧問)より「持たざるものの強みを活かす-新たな日本の価値創造に向けて-」と題して、ご自身の経験に基づき、日本的会との再発見をもとに、組織的な力によって協力関係を拡大し今後のグローバル展開に役立てよう、との講演が行われた。

 最後に、河野専務理事より、最近の日中関係の情勢報告並びにアジア展開する際の注意点についてコメントがあり閉会となった。

 会議終了後には、懇親会が開催され、盛況だった。

(山本)

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