第4回 技術委員会 標準化部会

 第4回標準化部会(部会長:伏見諭、東海大学)が10月16日、協会会議室において開催された。委員12名が主席。

 はじめに、伏見部会長から「標準化スキルスタンダード」について紹介があった。これは、経済産業省の「平成24年度国際標準開発事業調査研究事業」のうち「標準化人材のスキル明確化に関する調査」で作成されているものであり、金沢工業大学知的財産科学研究所が事務局を務めている。本調査において作成される「標準化スキルスタンダード」は、企業で標準化人材のキャリア形成をはかるときの目標設定の指標になるもの。国際規格を審議するISO等の会議において、欧米をはじめ諸外国の委員は比較的長期にわたり委員をつとめ発言力を強化してきた。わが国でも専門家としての標準化人材を育成し、わが国産業の国際競争力を強化することが期待されている。

 次に、システム及びソフトウェア保証、ライフサイクルマネジメントガイド、プロセス評価、プロジェクトマネジメント、VSE等ソフトウェア工学関係の規格審議の状況について、それぞれの審議に参加している委員から報告があり意見交換を行った。

 プロセスアセスメント規格は国際規格案まで審議が進んでいたが、委員会に差し戻されたことなどが報告された。また、VSE国際規格を検討している作業部会でも、JISAのVSE普及WGの活動が紹介されたと報告があった。

 健全性評価指標WGの活動について、生田委員(SCSK)から、大手ユーザから当WGへの参加と同ユーザへの導入について説明を受けたいとの要請があったこと、またユーザ団体から頂いたコメントの紹介と今後の活動予定について報告が行われた。

I TBIZ標準ガイドブック改定WGの活動について、木村座長(キヤノンITソリューションズ)から報告があった。当WGは「ITビジネス標準化に役立つ情報をまとめて紹介する本」の改定を検討している。初版を発行して以降、クラウドの登場やスマートフォンやタブレット端末の普及などIT環境が大きく変化してきた。改定版ではこれらの要素を盛り込む予定で現在調査を進めているところであり、さらに規格やガイドブックの活用場面のシナリオ作りにも作成者からヒアリング調査などをしながら進める予定であることなどが報告された。

 VSE標準普及WGの活動について伏見座長から報告があった。

 本WGは9月26日に第1回が開催され、VSE解説書を作成することとし、概要、第5部の解説、利用方法などについて意見交換を行い、解説書の構成とイメージ当について意識あわせを行った。

 また、年度末に開催を予定しているIT技術標準化シンポジウムの開催に向けて、ほぼプログラムも決まったことから準備を進める、全体を早めに固めることになった。

(尾股)

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