第9回 技術委員会 ソフトウェアエンジニアリング部会 REBOK企画・普及WG

 平成25年2月5日、要求工学を調査研究する、REBOK企画・普及WG(座長:青山幹雄 南山大学教授)が開催された。

 普及WGでは、2つの事例発表があった。

 ひとつめはNEC 情報・ナレッジ研究所、藤原由希子氏の「要求獲得と要求トレースに関する研究」と題する研究報告である。本研究は、要求獲得段階でのインタビューや自由記入アンケートのテキスト部分をコルモゴロフ複雑性という技術で分類整理し、当該技術が他の手法(例えば形態素解析等)よりも、人手での分類に最も近いことや企業タイプ別の要求の特徴の抽出に資するものであることを検証したものである。また本技術を要求の整合性を確認するために、小規模システムへ適用した結果も紹介され、その有用性を確認したとの報告があった。

 二つ目は東京海上日動システムズ、大久保信哉委員から「東京海上日動のプロセス改革」と題して事例発表があった。本発表は、損害保険会社における、業務の見直しとともに情報システムの再構築を進めた事例である。発表では、再構築に至った理由、多岐に亘るステークホルダとの交渉、推進体制の構築など、サービスインに至るまでに新たに導入したプロセスや制度等紹介があった。今後も業務改善、プロセス改善、新技術への適用などの課題に対応するとのことであった。

 企画WGでは情報処理学会デジタルプラクティス4月号に掲載する論文の見直し、REBOKガイドブック執筆方針、REBOK英訳版の進行について確認した。

 次回WGは3月に開催する。

(鈴木)

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