平成24年6月22日、市場委員会価格モデル部会(部会長:宮地秀明、(株)インテック相談役)が東京交通会館会議室において11名の出席により開催された。
当日は会議冒頭で、宮地部会長から、前週に企画委員会が主催した第1回構造改革シンポジウムに参加したことを紹介し、シンポジウムでは、改革を進めようというJISA会員関係者の熱い雰囲気を感じた、当部会もこのシンポジウムのように熱い気持ちをもって取り組んでいきたいと挨拶された。
初回であることから、本年度の当部会の活動について次の議題として開催した。
1 JISA価格モデル 将来展望書の確認
2 価格モデル部会 活動フレームの検討
3 平成24年度 市場委員会 価格モデル部会 企画書(案)の検討
まず1は、本年度の活動を検討するにあたり、昨年度当部会で骨子案として検討し、市場委員会に提出した「JISA価格モデルの将来展望」を改めて確認した。
次に議題2とこれをふまえた議題3について、本年度の活動について事務局案をもとにまとめて検討を行った。
事務局案では、本年度の活動内容としては、次の3点があるとしている。
(1)現行モデルを深化(詳細化)する取組
(2)次世代モデルに発展させる取組
(3)普及に向けた取組
このうち、(3)については、モデルの前提となる定量管理に関する認識を広める活動(定量管理の底上げ活動)として、ソフトウェア開発管理の連続セミナーを開講するとしている。
また、本年度の目標としては、ベンダとユーザとの価格合意の要件を整理したガイドを作成することしている。
この事務局案について意見交換の結果、(3)については合意を得たものの、(1)と(2)については、過去の取組を整理して、何をどこまで取り組むのかについてより詳しく取りまとめて再度検討することになった。
(田中)