第4回 企画委員会 戦略プロジェクト部会

 第4回戦略プロジェクト部会(部会長:磯部悦男、(株)三菱縫合研究所)が7月23日、日東紡ビル会議室で開催された。委員9名が出席した。

 はじめに磯部部会長及び事務局から、前回議事録の確認、平成25年度予算概算要求・税制改正に関し、医療連携ネットワークの推進を自由民主党に要望したこと、米国における電子カルテの導入に関するインセンティブやオバマケア推進の最高裁決定、『在宅医療・介護あんしん2012』について報告があった。

 次に、地域医療福祉情報連携協議会(RHW)と連携し、医療のネットワーク化に取組むこと及び包括ケアの課題解決に貢献することについて検討した。

 RHWの活動や構想実現に役立つこととして、JISAは情報連携ネットワークの企画/構築/運営/施術支援、IT人材の育成やセキュリティ支援、普及・広報などできるのではないかといった意見があった。

 また、RHWから広域の医療福祉情報連携プロジェクト立ち上げの契機となる資料、事例、データ等が得られれば、JISAも地方自治体や基幹病院等に医療連携ネットワークの有効性をアピールし普及することが手伝えると言った意見があった。その他にも、RHWから医療、福祉、ヘルスケアの現場ニーズが得られれば、サービスの改善や新たなサービスの提供につなげることも出来ると言った意見があった。

 RHWとJISAが一緒にどのようなことが出来るか、引き続きRHW事務局と詰めることになった。

 今年度の成果物に関しては堀江委員((株)三菱総合研究所)から5章構成の成果案が提案された。医療連携ネットワークの事例や有効性、ビジネスモデルなどを紹介し、地方自治体や基幹病院等が医療連携ネットワークに取組むきっかけになるような小冊子を作ろうとするもので、医療連携ネットワークの普及やヘルスケアの新たな市場開拓に役立てる。医療連携ネットワークのプロジェクト立上げプロセスや医療連携に関する様々な情報のコンタクト先などを盛り込んだ小冊子で、コンテンツとなる情報が取得できるかも含めて引き続き検討することになった。9月中にはとりまとめる予定である。

(尾股)

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