第2回 広報・人材委員会 人材部会

 平成23年10月21日、第2回人材部会(部会長:岩井秀樹 東京海上日動システムズ(株)人事部長)がJISA会議室で委員12名、オブザーバーとして経済産業省情報処理振興課より石田課長補佐及び青木係長、同じくオブザーバーとして(独)情報処理推進機構より網野ITスキルセンター長、事務局2名の計17名により開催された。

 本部会では、情報サービス産業を巡る変化への戦略的適応及び業界構造の改革を促進するため、業界が抱える諸課題に技術と経営の両側面からチャレンジする人材(ハイブリット型人材)を確保・育成し、このような人材が活躍できるための環境整備について検討を行っていく。

 当日は、業界各社における人材に関する課題、これから必要になる人材とは、委員各位が考える「ハイブリッド型人材」についてディスカッションした。主な意見は次のとおり。

今日の経営環境では、仕組みとして「人を育てられない」ことになっている。1社の力では限界もあり、業界としてこの課題に取り組んでいきたい。

今日では若い人の意識やマネジメントのあり方も様変わりしている。

社員の気持ち・考え方も能動的意識に引っ張っていく仕掛けが必要。

部長クラスの経営的人材を育成していくことが必要。

経営力+技術力を持つ人材を確保・育成する環境・仕組みが必要。

人材育成は制度面の対応だけではなく、上司と部下のコミュニケーションを高めることが必要。

大学教育における企業が求める人材育成が重要。

人材発掘型マネジメントを指向するには先ずは褒めることを巧くマネジメントを取り入れることが大切。

現場では基礎能力が低下しているため技術・専門を深掘りできない人材が多い、学ぶ機会を提供することも必要だが個々人の学ぶ意欲・学ぶ力も向上させることが重要。

 本テーマは、今後も議論を続け、ハイブリッド型人材に関する共通認識をまとめ、育成・評価・確保等に係る人事制度について検討を広げていき、結果を「構造改革を推進する人材と育成に関する提言(仮称)」としてまとめることになる。

(野辺)

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