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当たり前のことが当たり前にできるようにする重要な仕事だと思う

当たり前のことが当たり前にできるようにする重要な仕事だと思う

Profile

  • 馬籠さん
  • (株)HDC 公共本部
  • 経済学部卒
  • 2011年入社

受託開発で培ったノウハウをもとに自社パッケージも提供する会社の、自治体のシステム開発・保守・運用をメインで行う部署にいます。システムエンジニアとして、これまで住民基本台帳、印鑑登録、選挙、軽自動車税、固定資産税などのシステムを担当してきました。

当たり前のことを当たり前にできるようにする仕事

ずっと自治体向けの仕事をしてきました。法律が変わるたびにシステムを変えないといけないので、忙しいのですが、お客さまは温かくて優しい方が多いですし、せわしなく動いている方が好きなので、この仕事は自分には合っていると思います。

コンビニやスーパーで販売している自治体のゴミ袋の、受注・配送・納品を運送会社が管理して役場に報告するシステムを、先日納品したところです。使いやすくして、作業の効率を上げ、お客さまの作業時間を減らすことができるよう、新しいシステムを作りました。まだ、お客さまの声を聞けていませんが、お客さまに「使いやすくなった」とおっしゃっていただければ嬉しいです。

この仕事は友人に説明するのも難しい、と思うことがあります。例えば電車の切符を買うとき、「ボタンを押したら切符が出てくる」なんて、当たり前のことと思われがちです。地味な仕事かも知れませんが、当たり前にできるように仕組みを作っている人間がいるからだ、ということを分かってほしい気もします。

後輩に力が付く指導ができるようになりたい

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4年前、他社のシステムから当社のシステムにデータ移行するプロジェクトに携わっていました。元々のベンダー会社からのデータ移行は上手くいったのですが、固定資産税の担当だった私は、ある作業で大きなミスをしてしまいました。仕事を始めて5年くらい経った頃で、それまで自分が主導する機会がなかったので、自分一人でその準備をやってみたかったのです。仕事を頑張ってきた自分の力を試したいという気持ちもあったのだと思います。しかし、それが結局、お客様へ大変なご迷惑を掛けることになってしまい、責任を感じてかなり落ち込みました。

でも、周りの人は私を責めませんでした。「頑張った結果だから仕方がない」といろんな人が声を掛けてくれて、周りの人の優しさや、頑張っていたことをちゃんと見ていてくれた、ということがよく分かりました。
それからは、同じ失敗をしないよう注意して、周りの人にも情報を共有したり、作業を分担してもらったりしています。自分一人でやることより、他の人に作業を振り分ける方が難しいと思うこともあります。説明が上手く伝わっていなくて、できあがりがちょっと違う、ということがあったりしますから。でも、プロジェクトの成功のためには、仲間の力を借りるのも大切なことです。

自分ももっと力を付けたいですが、後輩に力を付けさせられる指導ができるようになりたいと思っています。
人を育てるのに、注意することも必要ですが、すごく上の人から直接言われると後輩が萎縮してしまうので、自分がクッションになって、言い方を工夫して伝えるようにしています。後輩にはなるべく声を掛けたり、少しくだけて話しかけたりして、壁ができないように心がけています。

大変だったけど良い経験となったプレゼン大会への出場

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昨年、「私のワークライフバランス」というタイトルでプレゼン大会に出ました。社内大会のプレゼンは、社内の多くの人が見る、ということを考えると緊張でいっぱいになりました。プレゼンをするのは初めてで、自信がないなら練習するしかないと思い、土日もタイムスケジュールを組んで、1日に何回も部屋の姿見の前で練習しました。

部内でもリハーサルがあり、アドバイスをもらったところを直して翌日またリハーサル、ということを繰り返しました。猛練習の甲斐あって、社内、北海道大会で優勝し、全国お披露目会に進むことができました。トータルの期間は1年近くになるので、自分でもよく頑張ったと思います。
社内で優勝した副賞で、台湾での研修に参加することができ、初めての海外だったので、とても良い思い出となりました。

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また、練習時間を確保するために常に時間管理のことが頭にあったので、大会終了後も時間に対する意識がとても強くなったことは、仕事にも役立ったと思います。

単独でもチームでも仕事をするシステムエンジニアを選んだ

大学は経済学部だったので、周りは銀行、証券など金融系の営業を志望する人が多かったですね。営業は自分には合わないかな、と思っていたときに、システムエンジニアという仕事を知って、興味を持ちました。ひとりで仕事をするのもチームで仕事をするのもいいな、と考えていて、システムエンジニアは、プログラムを組む時はひとりで、プロジェクトが立ち上がったらチームみんなで協力して成功させる、自分にとっては一石二鳥の仕事だな、と大学3年後半で志望を固めました。
生まれ育った北海道を出て就職することは全く考えませんでした。風通しが良い社風と聞いていましたが、会社説明会の時に先輩社員の生の声を聞いて、先輩の雰囲気や、具体的に聞いた仕事内容が良いと思ったので、この会社に決めました。

システムエンジニアの仕事は、単独でも、チームでも両方できるところがいい、と思ったのは小・中・高校とサッカー部だったからかもしれません。その頃は自分のことよりもまずチームのこと、チームメイトのことばかり優先させていましたけど。

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会社では5年前にできたにフットサル同好会に入っています。女性や社外の人を合わせて20~30名がメンバーになっていて、1~2か月に1回程度練習をしていますが、それでは物足りない、というメンバーで別チームを作って、週1回、土日に練習したり、外部と試合したりして、熱心に活動しています。そのチームのキャプテンを任されています。post7-06.jpg

通勤は徒歩20分くらいなので、8時くらいに家を出ます。
8時45分から17時30分が就業時間で、通常19時頃までには会社を出ます。

昨年からひとり暮らしを始めたので夕飯は自炊しています。実家では全然料理をしなかったのですが、ドライカレーはホールトマトにスパイスを入れて、と結構凝って作ります。お弁当も作り、忙しいときには土日に作り置きしたりしています。今はきっちり計って料理しますが、目分量でちゃちゃっと作れるようになりたいですね。あと、難しそうだけどケーキも作ってみたいです。

大学の時にやっておくことを勧めたい、2つのこと

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就活を始めて思ったのは、大学に入って早めに目的・目標を見つけること、サークルに入って人脈を作ること、この2つをしておけば良かった、ということです。大学に入ったときから目標が決まっていて、そこに向かって勉強して、資格を取って、と積み重ねてきた友人は、就活の時にプレッシャーを感じず、続々と内定をもらえていました。一方、目標がなかなか見つけられない人は、ダラダラ過ごしてしまったのではないでしょうか。前者は少なくて、後者がほとんどだったと思いますが。

また、サークルに入っていれば、就職した先輩から、業界やその会社の嘘偽りのない情報を聞くことができます。私は、ずっとアルバイトをやっていたので、そこで人脈ができました。今でもアルバイト仲間と会いますが、いろんな話を聞くことは勉強になりますし、たまたまお客さんにもなってもらったので、就活以外でも人脈は大事にしたいです。

#ワークライフバランス#働き方#北海道#官公庁#文系出身

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