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専門分野のプロフェッショナルを目指しながら会社のイノベーションに貢献

専門分野のプロフェッショナルを目指しながら会社のイノベーションに貢献

(左:河原さん、右:阪上さん)

Profile

  • 河原さん
  • (株)セゾン情報システムズ/テクノベーションセンター バイモーダル推進グループ
  • 経済学部卒
  • 2012年入社

Profile

  • 阪上さん
  • (株)セゾン情報システムズ/テクノベーションセンター バイモーダル推進グループ
  • 経営学部卒
  • 2016年入社

社員の技術教育を通し、会社のイノベーションを加速させていく

社員の技術教育を通し、会社のイノベーションを加速させていく

河原さん:私たちは現在、「テクノベーションセンター」という部署に所属しています。「テクノベーション」とは、テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語です。この部署は、社内のイノベーションを加速することを目的に、2016年4月に創立されました。

主な業務内容は、先端技術の調査研究・教育を通じて、事業部の先端技術分野への進出を支援することと、私たちが学んだことを外部へ積極的に発信し、コーポレートブランドの向上とともに案件の創出につなげることです。

阪上さん:テクノベーションセンターが創立された背景には、「バイモーダルIT」の考えが深く関係しています。これは、いわゆる昔ながらの「守り」のITである「モード1」と、試行錯誤を繰り返しながら新しいものを開発していく「モード2」の要素を併せ持った考えのことです。

これまで、当社は24時間365日動き続ける、クレジットカードの基幹システム(モード1)などの開発を重点的に行ってきました。しかし、さまざまな新しい技術やサービスが登場する昨今のIT業界の潮流に乗るには、新技術の開発(モード2)も必要だという考えに至ったのです。

テクノベーションセンターには、社員の「教育」を通じ、モード2の分野でも会社を強くしていくという狙いもあります。

特定分野のプロフェショナルを目指す「ラストマン」

特定分野のプロフェショナルを目指す「ラストマン」

河原さん:テクノベーションセンター独自の考え方に「ラストマン」というものがあります。これは、「ある領域について、まずは自分がチームの中で一番詳しいエンジニアになる」というものです。チームで一番になったら今度はその範囲を、課、部、会社、国内といった風に拡大していきます。こうすることによって、他部署や社外からも問い合わせがある場合に、その領域でもっとも頼りにされることで業務を円滑に進めることができるようになるというわけです。

特定分野のプロフェショナルを目指す「ラストマン」

阪上さん:私は現在、「ラストマン見習い」という立場です。河原さんとの1on1を通し、自分が「何に興味があるか」「何を楽しいと思っているか」について考えた結果、Webの分析やSEO関連のラストマンになろうという目標を設定しました。

河原さん:自分が興味を持っていることではないと絶対に長続きしません。なので1on1では、最近ワクワクしたことや楽しんだことの中から、何のラストマンになるかをすり合わせていきました。将来的には、会社、社外など、もっと広い範囲でも活躍できるラストマンになってもらいたいです。

「研修を受けやすい」環境構築のため新システムを独自開発

河原さん:テクノベーションセンターの業務には、全社に向けて先端技術を広めていくという役割があります。その一環として社内のメンバーが講師役を務め、社員を教育するという教育カリキュラムも展開しています。

阪上さん:でも、研修に参加する際のフローが面倒という声が社内にありました。たとえば研修に参加する際には、Webの社内掲示板で募集を確認し、別のワークフローを通し上長から出席の許可をもらう必要があるなど、ステップが複雑だったのです。また、参加登録をしても、自身の予定表に自動で反映されないという不便さもありました。

そこで、研修を申し込みやすくなるプラットフォームがあればと思い、勉強会の募集から申し込み、上長の承認、アンケートの回収までを一貫して行える社内イベントプラットフォーム「グレゴリオ」を完成させました。これによりテクノベーションセンターが主催する勉強会だけではなく、有志の勉強会や、社内イベント等がより活発になればと考えたのです。

私自身がチーム内で一番若いメンバーだったこと、そして周りの方が皆プロフェッショナルだったことなどから、最初は周りの意見に左右されることが多く、うまく自分の意見を言うことができませんでした。でも、河原さんに「もっと自分を前に出していい」と言っていただいて、最終的には主体的に開発メンバーをリードすることができたと思います。

多様な働き方や社員間のコミュニケーションを促進 働きやすい環境を築く

河原さん:当社は、2017年に池袋から赤坂に移転しました。それを機に、フレックス勤務やリモート勤務など多様な働き方が認められるようになりました。

多様な働き方を進めるには、まず社員間のコミュニケーション不足を解消する必要があると考え、赤坂のオフィスに移転してからは座席のフリーアドレス制を実施。さらに、フロアとフロアをつなぐ内階段をオフィスに設けて社員同士のコミュニケーションが円滑になるよう図りました。

多様な働き方や社員間のコミュニケーションを促進 働きやすい環境を築く

阪上さん:新オフィスでは何かトラブルがあってもすぐに同フロアにいる社員に声をかけて頼ることができます。以前はちょっとした質問があっても、メールで問い合わせていましたが、今では同じフロアの社員に声をかけるだけで答えが返ってくるので、仕事もスムーズに進みます。

社内イベントでは社員同士の交流も

河原さん:通常の業務は9:15~17:45まで。残業は月20時間以内ですね。ところで、私の場合休日は子供もいるので家族サービスに徹しているという感じなんだけど、阪上さんはどうですか?

阪上さん:ライブやフェスに行くことが多いですね。私はロックが好きなので、アーティストのワンマンライブを観にライブハウスに行くこともあります。結構激しいイベントなので、翌日に仕事がある場合は行きませんが......。

河原さん:休日は各々自由に過ごす感じですよね。でも、たまに飲み会や社内BBQもあって、社員同士が交流することもあります。

阪上さん:イベント以外にも、テニスやゴルフ、サッカーなど会社公認の部活もありますね。公認の部活だといろいろな事業部の社員が参加するので、意見を交換したり人脈を広げたりできるのも魅力です。

目指す将来像は「トップクラスの技術を持つ上司」「皆に頼られるラストマン」

目指す将来像は「トップクラスの技術を持つ上司」「皆に頼られるラストマン」

河原さん:私は今期からグループ長というポジションにいます。しかし、「エンジニアであり続けたい」という想いもあるんです。それは、これまでの経験で、技術に強い上司は部下から見て「すごく仕事がやりやすい」という印象があるからです。なので、何かを管理するだけでなく、技術的にもトップクラスである上司でいたいですね。

阪上さん:上司になる方が技術的にも理解が深いということはとても重要ですね。技術のことを理解していない上司だと、「このプロジェクトにはこれだけの時間がかかります」と説明しても、「もっと早くできない?」と言われてしまうことがあります。

河原さん:自分の技術の高さが部下からの信頼にも影響してくると思うので、日々の学習は欠かせません。また、セミナーに自分が参加するだけでなく登壇するという取り組みもしています。というのも、あるテーマについて大勢の人の前で話すということは、自信がないとできないことだからです。人前で話すということは、自分がこれまで学んだことをさらに深く理解するための絶好の機会だと思いますね。

目指す将来像は「トップクラスの技術を持つ上司」「皆に頼られるラストマン」

阪上さん:私の場合は、まだラストマンになる「戦略」を立てた段階なので、まずはその目標に向かって努力していきたいです。将来的には、社内・社外を問わずさまざまな場所で知識を吸収していき、社内に自分が学んだことを還元していきたいと思っています。

今私はWeb分析のラストマンを目指していますが、ひと口に「Web分析」と言っても何を行うかは多岐にわたります。広い知識を身につけていくことで、「困ったことがあったら阪上さんに聞こう」と周囲から言ってもらえる存在になりたいですね。

#キャリア#働き方#研修

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