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長く働き続けられる環境で仕事と子育てを両立

長く働き続けられる環境で仕事と子育てを両立

Profile

  • 井上さん
  • (株)BCC
    第一公共事業本部
  • 文理学部卒
  • 2000年入社

入社以来16年間にわたり、ラジオ放送局向けのシステム開発に携わっていました。4年前からは官公庁事業部に異動になり、地方自治体の財務管理システムの開発や保守を担当しています。

入社以来、放送業界向けのシステムに携わって16年

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新卒で入社してから長い間、ラジオ局の番組編成データを作るシステムを開発していました。ラジオは、番組が流れる時間とCMが流れる時間がありますよね。何時から何分間は番組、何時から何分間はCMというプログラムが決まっていて、その番組表をデータ化して放送機器に流すんです。編成データを打ち込むのはラジオ局の方ですが、そのデータを作るシステムを、私たちが開発していました。

プログラムが動かない、ラジオが流れない、なんていう事態になったら大変です。なので、プログラムにバグがあってはいけないし、お客様の入力ミスも事前に防ぐことができるシステムにしなければいけません。そのために、システムエンジニアだけではなくお客様ともこまめに情報交換をしながら、ミスがないように気をつけていました。おかげで、放送業界には詳しくなりましたね。

突然の異動! 戸惑いながらも見つけた、新たな仕事の面白さ

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ずっと放送業界の仕事をしていたので、これからもきっと民間企業のシステム開発に携わっていくんだろうと思っていました。ところが4年ほど前に、地方自治体が使うシステムの開発を担当することになったんです。

まさか異動になるとは思っていなくて、最初は「なんで!?」と思ったし、正直嫌でした。当時、私は30代後半。これまで全く関わったことのないシステムを担当すると聞いて、「この歳で新しいことを覚えるの!?どうしよう!」と、かなり戸惑いました。それに、官公庁のシステム開発は、社内で開発するばかりでお客様と関わる機会が減ってしまうイメージがあり、残念に思いました。

でも実際にやってみると、想像とは全く違いました。私の仕事は、地方自治体に財務会計システムをご紹介して、お客様が使いやすい形にカスタマイズして導入すること。導入後もご要望をヒアリングしてシステムを改善していくので、これまで以上にお客様と話をする機会があるんです。お客様からのお問合せサポートも行うため、「信頼されている」「頼られている」と実感できる瞬間もたくさんあり、今では心から楽しいと感じています。

社会を変化させるシステムの可能性に惹かれて入社

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就職活動では、新聞社や化粧品メーカーなどさまざまな業種を受けました。その一つがシステム開発です。文系なので、仕事内容への抵抗感はゼロではなかったのですが、文系の私でも仕事をしながらプログラミングの技術を身につけられるのならラッキーだなと、前向きな気持ちで受けてみることにしました。

実は、以前から図書館のシステムに興味があったんです。子どもの頃は紙の貸し出しカードで管理していたものが、今はバーコードになっていますよね。生活が便利になっていることが身近に感じられて、システムって面白いと思ったんです。そこで、図書館システムの開発実績がある福岡県内の会社を調べて、当社にたどり着きました。

最終的に決め手となったのは、この十数年でシステムによって社会が大きく変化してきたので、きっとこれからもどんどん変化していくと期待したからです。変化のあるこの業界なら、興味を持って働き続けられると魅力を感じて入社しました。

終業後や休日は、家族との時間を大切に

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8歳と10歳の子どもがいるので、今は9時から15時45分までの時短勤務をしています。当社は子どもが小学3年生を終えるまで時短制度を利用できるんです。先輩たちがこの道を作ってくれたおかげで、結婚や出産をするときも、辞めるという選択肢は全く頭にありませんでした。制度を活用する女性社員が多いですし、周りの社員も協力的なので、結婚・出産で辞める人はほとんどいないんですよ。

長期の休みには、家族で海外旅行に行くこともあります。最近は、おいしいものを食べる目的のことが多いですね。去年の夏は、子どものリクエストでオーストラリアへ行き、エアーズロックに登ってきました。

普段の休みにはよくお菓子づくりをしています。今はまっているのが、シフォンケーキを焼くこと。よく作るので、子どもたちは飽きているかもしれません(笑)。お昼休みに同僚に配って、一緒に食べることもあります。

自らが先陣を切って、新しい就業環境を整えたい

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実は私、昇進にはあまり興味がないんです。もちろん、仕事には真剣に取り組んでいますが、子どもが小学校を卒業するまでの何年間かは、18時には家に帰って子どもの顔を見たいと思っています。

あと少しで時短勤務が終わるので、テレワークなどの新しい環境を作ったり、制度を変えたりすることを模索しています。まだ答えは見つかっていませんが、私がその道筋を作ることができれば、他のみんなも後に続けるはず。こういう業界なので、変化のスピードはきっと早いと思います。

新入社員の教育にも毎年携わっています。後輩たちには、実際の現場や会社のありのままの姿を知ってほしくて、この20年間の経験を話すようにしています。技術だけではなく、人間関係やコミュニケーションも大切。入社してから壁にぶつかることもあると思いますが、それを乗り越えながら働き続けてほしいと思っています。

#ワークライフバランス#働き方#官公庁#文系出身#福岡

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