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未経験からスタートし、企業のDXを推進するデータベースエンジニアへ

未経験からスタートし、企業のDXを推進するデータベースエンジニアへ

2021.12.29
プログラマ 

Profile

    小林さん

  • (株)ミロク情報サービス
    DX基盤開発グループ
  • 法学部卒
  • 2018年入社

2018年に入社後、会計ソフト「かんたんクラウド」の開発を担当。2021年からは、新設された「DX基盤開発グループ」に所属し、新規サービスの開発業務を担当することになりました。未経験からのスタートですが、今はプログラマとして、ものづくりの楽しさを実感しています。

データレイクで顧客のビジネスの発展に寄与

私が所属するDX基盤開発グループは、今後当社が注力していくDXサービスの開発を担う部署です。私は主に、未加工のビッグデータを大量に格納できるストレージ「データレイク」の設計・構築や、データレイクにデータをアップロードするためのAPIの設計・開発・実装などを行なっています。

このデータレイクで、当社の顧客である会計事務所が保有する顧問先の会計データを一元管理しています。ここに集まったデータをAIなどを使って集計し、分析しやすいデータに加工して提供するのです。データを活用することで、例えば、会計事務所の顧問企業の将来の資金繰りの予測をしたり、銀行から融資を受ける際の資料作成が簡単になるというメリットが生まれます。今後、データレイクを用いた新サービスが企業のIT化をサポートし、ビジネスの発展に寄与していくでしょう。

このサービスはまだ企画段階なので、現在は別の担当者が顧客にヒアリングし、会計事務所のニーズや必要な条件を確認し、調整を進めているところ。その要件をしっかり汲み取って設計・実装を進めることが私の仕事です。実際に開発していく中でしか見えてこない課題もあることを意識しながら進めています。

時代と顧客のニーズに応じて進化し続ける仕事

当社の顧客は会計事務所をはじめ、中小・中堅企業などで、事業内容や規模に合わせた幅広い製品ラインアップを提供しています。お客様との関係性を非常に重視していて、ニーズを細やかに汲み取るために、コロナ禍以前はユーザーの方を招いて直接話をする機会を設けたりしていました。

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私自身はお客様と関わる機会はほとんどありませんが、このようにニーズを把握することは非常に大切なことです。特に当社の現在の製品は、お客様のパソコンにインストールして使う会計ソフトがメイン。しかし、今やクラウド化が進み、ブラウザ上で会計ソフトが使える時代になりました。クラウド化はお客様にとって利便性が高いですし、開発者としても修正対応がしやすいというメリットがあります。今後も時代のニーズ、顧客ニーズの変化に対応するために改善しながら、進化していくと思います。

就活で営業職からITエンジニアへ方向転換

大学は法学部でしたので、就職活動では最初、文系の学生が多く志望する営業職を考えていました。ところが、なかなかうまく行かず、正直なところ、自分でも営業職は向いていないと感じてもいたので、改めて進路を考え直すことにしました。そこで浮上したのがITエンジニアです。私の祖父も叔父も、学生時代に技術系の勉強をしていなかったのにITエンジニアとして働いていたので、もしかすると私も向いているのではないかと考えたのです。

IT企業の面接をいくつか受ける中で、簡単なプログラミングに挑戦する機会がありました。プログラミングに触れたのはその時が初めてでしたが、やってみると結構楽しくて。しかもその企業の方に、初心者でここまでスラスラできる人はなかなかいない、と言われたことで、適性があると確信しました。

当社を選んだ理由は、IT企業の中でも歴史が長く、信頼性や安定性を感じたから。また、CMをよく目にしていたので、会計ソフトという社会に役に立つ製品を作っている会社、という明確なイメージがあったことも決め手になりました。

内定後、自主学習で備える

内定をもらった後は、大学の一般教養でプログラミングに関する授業を受けたり、家でプログラミングをやってみたりしました。実務で使う言語が何かは分からなかったのですが、とにかく何か一つ言語を知っておけば、その後の理解度が高まると考えたからです。

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自分で勉強をしておいたことはとても役に立ちました。入社後には、業務で扱う言語に関する研修を一か月間受けましたが、それほど戸惑うことがなかったんです。この研修のおかげでプログラミングのレベルも上がり、仕事にもスムーズに入れました。

研修後もしばらくは先輩社員が付いてくれて、プログラミングの勉強やいくつか簡単な社内ツールの作成をさせてもらいました。その後、実際の製品である会計ソフトの「かんたんクラウド」の開発を担当。一年目はまだ何をすれば良いのかわからない状態だったので、ただ言われたものを作っていました。ですが、仕事をするうちに自分にはデータベースを扱う業務が向いていると感じるようになりました。それが今のデータレイクの仕事につながったと思います。

ものづくりの楽しさを味わえるプログラミング

入社4年目でDXという新しい領域に携わることになって、今はまだ目の前のことで精一杯。でも、初期段階から事業にしっかり携わることができていることに、とてもやりがいを感じています。規模拡大に向けて頑張りたいです。

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今後の目標は、後輩にとって頼れる先輩になること。まだ上司からの指示で動くという受け身な面があるので、人に頼らずに自分で考えて設計・実装ができるようになりたいです。そのためにも、研修会や資格取得で技術力を磨くとともに、いろいろな業務をこなすことで自分のキャパシティを広げていきたいと思います。

プログラミングは、作ってすぐに動かすことができ、成功か失敗かが即座に分かるので試行錯誤もしやすく、それが非常に楽しいです。文系理系を問わずものづくりが好きな人には向いている仕事だと思います。実際に言語に触れてみると、自分に適性があるかどうかが確認できるので、未経験の方にはまずやってみることをお勧めします。

#DX#データ活用#ビッグデータ#文系出身

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