• TOP > 
  • 先輩たちの働き方 > 
  • プロジェクトマネージャ > 
  • やりたいことに挑戦し続けて、胸を張れるものづくりを

やりたいことに挑戦し続けて、胸を張れるものづくりを

やりたいことに挑戦し続けて、胸を張れるものづくりを

Profile

  • 上條さん
  • 伊藤忠テクノソリューションズ(株) デジタルイノベーション部
  • 工学部卒
  • 2020年入社(転職)
 

大学卒業後16年間、システムインテグレータ企業でシステム開発に携わり、プロジェクトマネージャとして多くのプロジェクトを経験しました。
今年の4月に当社に入社してからは、スマートフォンに入れたアプリから歩数やランニングなどの運動データを収集し、社員の運動傾向を見える化して健康管理を行うシステム「CTC DX Solution for Health」の、開発責任者として企画開発に携わっています。

DXで健康経営の課題を解決する

プロジェクトマネージャとして、昨今、多くの企業で課題となっている健康経営やSDGsをサポートするシステムを担当しています。

このシステムは、まず基本となる運動機能を実装し、今後はお客様のご要望に応じてアドオンという形でカスタマイズしていくことを予定しています。例えば、食事管理の機能の追加。食事の写真を撮ってもらってAIで分析し、生活習慣に応じた改善のアドバイスを配信するといった展開を考えています。運動することが苦手な方もいると思うので、課やチームでランキングを競い、結果に応じてインセンティブを提供するなど、継続利用していただくための仕掛けも作っていきます。また、今後はスマートウォッチなどのデバイスとも連動させて使いやすくしていきたいですね。

S030_1.jpg

現在は当社の社員50人ほどで試用中ですので、その実績を基に企業の健康経営のソリューションとして導入していただくことを目指しています。

顧客との深い関係性を求めて、17年目で転職

大学では工学部に在籍し、主に半導体などのハードウェアについて学んでいました。しかし、システムの授業で初めてプログラミングに触れ、画面を作り動かすという経験をしたことがきっかけで、ソフトウェアに興味を持つようになり、就職先にはシステムインテグレータ企業を選びました。

そこでは、主に他のシステムインテグレータ会社からシステム開発を請け負って作業をするというスタイルで仕事をしていたため、エンドユーザと直接やりとりをする機会がなかなかありませんでした。しかし私自身は、お客様の想いを聞きながら、システムの全体像を描いてものづくりをしたいという気持ちがもともと強かったのです。16年勤務する間に、計画の立案からリリースまで、一通りプロジェクトを任せてもらえるようになっていたので、更にステップアップするために2020年に転職しました。

コロナ禍でのプロジェクトマネージャとしての役割

当社に入社した4月は企画の段階からプロジェクトに携わり、5月以降はパートナーも含む10名ほどのチームで開発が始まりました。ただ、4月は最初の3日出社したのみ。その後は新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークに移行してしまいました。
プロジェクトマネージャという立場だったので、コミュニケーション面では非常に苦労しましたね。上長との関係性もまだ築けていませんでしたし、チームメンバーをアサインするにも、誰がどういうスキルセットを持っているかが分からないのです。こういうスキルがありこれくらいの年次の人が欲しい、とリストにして上長に相談をして調整し、候補者に案件とポジションの説明をしてアサイン、という流れでチームを作っていきましたが、なかなか大変でした。

S030_2.jpg

毎日オンラインで朝会を行い、メンバー一人一人の前日の進捗状況やその日のタスクを確認しながらプロジェクトを進めていきました。コロナ禍の中でも、日々顔を合わせながら仕事ができたことは良かったと思います。
やはり、プロジェクトマネージャに最も求められるのはコミュニケーション力。システムを作るのは人なので、人に動いてもらうためには関係性を作ることが非常に重要です。そこが楽しくもあり、やりがいのあるところだと思っています。

IT業界で求められるスキルとは

IT業界では、物事を理解して順序立てて説明するロジカルシンキング、そしてコミュニケーション力が必要とされます。入社1年目、2年目の若手社員も、基本的な報告・連絡が意識的にでき、状況を説明することができれば、その後もきっとこの業界で活躍できるでしょう。

S030_3.jpg

もちろん、失敗することもあります。私が前職で大きな案件を任せてもらえるようになったばかりの頃のこと。出来上がったシステムが思い通りに動かず、結局作り直さなければならなくなったのです。お客様には納期がずれる理由を説明し、会社にも状況説明をして増員してもらいました。2年という長い期間をかけたプロジェクトだったため、先を予測して計画を立てることの難しさ、同時にその大切さを痛感しました。それ以降は、自分だけでなく、経験のある社員に相談しながら計画を進めるようになりました。

やりたいことにチャレンジできる環境がある

当社では、どの社員も「チャレンジしよう」という言葉を口にします。自分のやりたいことにどんどん挑戦できる機会があることが、この会社の一番の魅力だと思います。

今回のシステム開発もまさにチャレンジ。もともと「お客様と一緒にものづくりがしたい」という理由で当社に入社したので、今後もお客様としっかり関係性を築きながら、技術の進化に合わせて、良いものを一緒に作っていきたいですね。子どもたちに「これはお父さんが作ったんだよ」と胸を張れるようなシステムを作りたいと思っています。

S030_4.jpg

#DX#データ活用#理系出身

この記事をシェアする
  • この記事はいかがでしたか?