クラウドの「スペシャリスト」としての夢を叶えるトップエンジニア
- 2019.11.29
- インフラエンジニア
Profile
- 谷田さん
- (株)リンクレア
オープンデザイン本部 - 基礎工学部卒
- 2014年入社
私は、情報システムに関する各種コンサルテーションをはじめ、企画から設計、製造、保守までを一貫して提供する会社のオープンデザイン本部でクラウド上でのシステム開発に従事しています。クラウドサービスに関する数々の資格を持っていて、セミナー講師として登壇することもあります。
クラウドシステムの開発に従事 インフラ構築に専念する
2014年に入社し、最初の3年間は開発プロジェクトでプログラミングを行っていました。入社4年目に「クラウドチーム」が設立され、その立ち上げメンバーに選出されました。今ではクラウド上でのシステムの開発を行いながら、インフラ構築をおもな業務としています。
クラウドチームが設立されたきっかけは、「AWS」というAmazonが提供しているクラウドサービスに関する資格の取得が社内で推奨されたことにありました。当時は、世の中で「クラウド」が注目されはじめた頃だったのも、設立の理由のひとつかもしれません。
AWSについて知っている社員がほとんどいない中、私が担当した業務でAWSに触れる機会がありました。クラウドのチームの中でも「AWSを担当している人」と言う立場で、AWSの知見を、クラウド上のシステムの開発にどう役立てていくかに努めていました。
ひと口に「クラウドチーム」と言っても、私のようにクラウドの専門家もいれば、AIの専門家もいて、それぞれの得意分野をどう活かしていくかがクラウド上のシステム開発をスムーズに行うための鍵でした。そのため、チームの立ち上げ当初は「自分に何ができるか」を常に考え、お客様のシステム開発で得たAWSの知見を社内でどう広めていくかに注力していましたね。
日々進化するクラウド技術 常に「最新」を求めて試行錯誤
クラウドサービスは、Webサイトを動かす「基盤」となるものです。Webサイトそのものとは違い、目に見えるものではないので、「クラウドサービスってこんなにすごいんだ」と思ってもらえる機会が少ないのは事実です。
しかし考え方を変えれば、皆さんが何気なく見ている動画サイトの基盤にも私達が開発しているクラウド上のシステムがあると言えます。そう思うと、自分達の仕事をとても誇らしく思えます。
現在社内における私の立ち位置は、Amazonが提供しているクラウドサービス「AWS( Amazon Web Services)」のスペシャリストというものです。AWSはコンテンツのレイアウトをつくるというよりは、その下にあるインフラの構築がメインになっており、私はAWSを通して世の中の人が24時間365日安心・安全に使えるシステムの構築を目指しています。
ただ、大変なことももちろんありますよ。クラウドサービスは頻繁に技術が新しくなり、「昨日の常識が今日の非常識」ということも珍しくありません。昨日使っていた画面が今日使えない、といったことも日常茶飯事です。大きな変更の場合マニュアルが作成されますが、小さい変更の場合、自分で試行錯誤しながらシステムに慣れるしかないので、その点はすごく大変ですね。しかし、チーム内で仲間と協力し合い日々の変更を乗り越えています。
大学での経験がきっかけでIT企業に就職
大学ではプログラミングを専攻していませんでした。大阪大学の基礎工学部で化学、物理を専攻し、半導体を用いた太陽光発電の研究をしていました。
そうした経緯があり、半導体メーカーを中心に就職活動を行っていました。しかし、その一方でIT企業の入社試験も受けていたんです。プログラミングは専攻こそしていませんでしたが、大学の授業で習ったことがあり、そのとき「結構楽しい」と思えたんですね。
なので、IT企業に入社しても「やっていけるだろう」という漠然とした自信があり、半導体メーカーとIT企業の両軸で就職活動を進めることに。そんな中リンクレアの会社説明会を受けたときに、「この会社なら自由に仕事ができる」「自分の意見も言いやすい」と思い、入社を決めました。
学生時代に「楽しい」と思えた体験が就職活動に活きることもあるので、現在学生の方にも、いろいろな経験を積んでもらいたいと思います。
上司や仲間のフォローで乗り越えられた新人時代
プログラミングを覚えることももちろん、それ以前に「社会人としてのあり方」を身に付けることが大変でした。ビジネスマナーはもちろんのこと、いわゆる「ホウレンソウ」を身に付けるのも大変でしたね。
というのも、大学って研究室で黙々とひとつの課題に取り組み、一週間後に結果を報告するというパターンが多いんです。でも、会社でこれをやったら「なんで経過を報告しないんだ!」と上司に怒られてしまいます。なので、大学で身に付けた習慣を「社会人仕様」に変えていくのが結構大変でした。
ただ、入社後すぐに研修があり、ビジネスマナーや「社会人としてのあり方」を学ぶ機会があったので、徐々に慣れることができました。また、プログラミングに関する研修もあり、わからないことや困ったことはすぐ上司に相談できたので心強かったですね。
リンクレアにおいて上司は、社員の「自由」なやり方を尊重しながらも、部下がつまずいたときにはうまくフォローしてくれる存在だと思います。以前常駐していたお客様先でトラブルを起こしてしまったとき、上司が一緒に謝ってくれ、その後のフォローもしてくれたことがありました。そのとき、とても心強く思った経験があります。
知識不足を研修で補い、経験不足によるトラブルを上司がしっかりフォローしてくれるという体制は、社員がのびのびと働き、技術向上していくために必要不可欠なことなのではないかと思います。
残業はほぼゼロ 休日は友人とテニスをすることも
現在の勤務時間は、9時~17時半まで。残業はほとんどありません。ただ、クラウドシステム開発という業務の特性上、急なトラブルが休日に発生して出勤することがありますが、代休を取ることが義務付けられているので、休みはしっかり取ることができます。
終業後は家に帰ってリラックスすることが多いです。料理が趣味なので、和食をつくることが多いです。自炊は社会人になってからはじめたのですが、料理をしている間は仕事を忘れられるのでいい気分転換になります。
休日には月に2回ほど大学時代の友人と一緒にテニスをすることも。硬式テニスを高校生のころから10年以上続けていて、今度会社にテニス部をつくろうかとも思っているんですよ。
今の目標はクラウド分野の「スペシャリスト」になること
現在私は、AWSの資格を数多く保有しており、社内ではAWSの「スペシャリスト」と言われることもあります。しかし、AWSに限らず、クラウドという専門分野に特化したスペシャリストになりたいというのが、現在の目標です。日々新しい技術が登場する中で、「クラウドのことなら何でもお任せ!」と胸を張って言えるような存在になりたいですね。
もうひとつ進めていきたいのが、「AWSの認知活動」です。AWSはほかのクラウドサービスに比べて、使用人口が世界的に多くWebサービスのプラットフォームとして「基準」とも言える存在です。なので、より多くの人にAWSの存在を知ってクラウドシステムの構築に役立ててもらいたいと思っています。
そのため、現在ではAWSのセミナーを開催し、講師として登壇することもあります。これまでに4回開催しており毎回緊張しますが、多くの方がAWSに興味を持ってくれるので、非常にやりがいがあります。
社員の「自由」な活動を応援してくれるリンクレアで、自分ができることを精いっぱいやって成長していきたい――。私の今の目標はこれに尽きると思います。
#インフラ#クラウド#スキル#セキュリティ#データセンタ#ネットワーク#情報通信#理系出身
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