興味の軸は「教育」
~マルチに活躍できるエンジニアを育てたい
- 2021.3.10
- プログラマ
Profile
- (株)スピードリンクジャパン
営業部 - 教育学部卒
- 2018年入社
鈴木さん
教育学部で教師を目指していましたが、より大きな視点から「教える」ことを捉えたときに興味を惹かれたのが、IT業界。未経験からのスタートでしたが、先輩たちに支えられながら、システムの開発・運用・保守に携わってきました。
視野を広げ、教師からIT業界へ目標をシフト
人に教えることが好きで、大学では教師を目指して教育学部で社会科のコースを履修していました。でも、大学4年間でいろんな人と話す中で、教育に携わるのは教師だけじゃないと気づき、視野を広げて将来を考えるようになりました。もともとパソコンやゲームが好きで、その仕組みにも興味を持っていたし、大学で「プログラミング教育必修化」についての研究もしていたことが、IT業界で働くことにつながったように思います。
就職活動では、IT企業の説明会や社員の方との交流会に参加。話を聞くうちにますます興味が湧いてきました。文系出身でプログラミングの知識も全くありませんでしたが、何に対してもポジティブなので、それほど不安もありませんでしたね。「人に教えたい」という気持ちが強かったので、IT企業の中でも教育事業に力を入れている当社に入社を決めました。
[講師を務めたプログラミングスクール「アントレ」]
入社後は社内の教育サービスを活用した技術研修で、2か月間しっかり教育を受けました。先輩たちも面倒見のいい方ばかりで、プログラミングを手取り足取り教えてもらえましたし、分からないことは聞きやすい環境です。私以外にも文系で未経験から入社した社員はたくさんいますが、皆活躍しています。風通しが良くて、一人一人が会社のことを好きで「どうしたら成長させられるか」と考えながら仕事をしている。そこが当社の魅力です。
業務効率を大幅アップするテレビ局のシステム開発を担当
研修期間を終えたら、お客様先に常駐して実際に仕事が始まりました。最初の2年間は、テレビ局用のCMS開発・運用・保守に携わりました。これは、記者が取材して作成した記事を投稿するためのWebサイト用のツールです。タイトルや本文、画像などを入力し、投稿ボタンを押すとWebサイトに記事が公開されます。
その後は、テレビ局の支局で撮影した画像や動画を本社に送信するファイル配信システムの開発を担当しています。チームの人数は、社内では10人、他社のベンダーを合わせると30人ほど。お互いの認識にズレが生じないように、隔週に1回の全体ミーティングを行っているほか、サーバ、アプリ、基盤などの各部門に分かれて分科会も定期的に開催しています。
従来の動画配信システムの場合、膨大なサイズの画像や動画を転送するには1〜2時間もかかっていました。しかし私たちが開発したシステムは、高速データ転送できるソフトを活用して、従来の10分の1ほどの時間で転送を完了させます。また、一本ずつしか処理できなかったものを複数同時に転送できるようにしたり、転送途中にタイムアウトで接続が切れても、初めからやり直すのではなく途中から再開できるようにしたりと、さまざまな課題を改善しました。
このシステムのリリースは2021年4月です。エンドユーザのテレビ局には28の支局があり、情報番組やニュースサイトに使用する動画などのやりとりが毎日100件ほどありますので、大幅に効率化できると思います。
コロナ禍での働き方とコミュニケーション
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、出社は週に2〜3回でしたが、緊急事態宣言下では完全に在宅ワークになり、チームメンバーとのコミュニケーションが取りづらくなりました。私自身が仕事で困ることはありませんが、チームで動いているので、以前よりも後輩たちの状況を気にするようになりました。1日に1回、15分ほどの夕会で軽くオンラインミーティングをして、「今日の仕事はどうだった?」「不安なことはない?」などと聞いたり雑談をしたりして、意識的にコミュニケーションを取っています。
[チームメンバーの小田島さんと]
ただ、こちらが心配するような認識のズレはほとんどなくて、新入社員たちも頑張ってくれています。定期的に連絡をくれるし、頻繁に質問してくれるので、仕事はスムーズですね。1年目なのによくそこまで対応できるなと感心します。
オールジャンルのスキルアップを目指す
直近の目標は、自分自身のITの知識や技術の向上です。それも、一つの分野に特化するのではなく、幅広く、オールジャンルのスキルを習得したいと思っています。技術の進化は早く、廃れるのも早いので、今流行している分野が数年後には見向きもされなくなることがあるからです。マルチな知識を増やして、幅広い分野に対応できる問題解決力を身につけたいです。
そして、ゆくゆくは社内の教育事業に携わることが目標。今度は私が、マルチで活躍できるエンジニアを教育する側になりたいと思っています。
[オンラインでお話を伺いました]
やりたいことを軸に持ち、仕事を楽しもう
IT業界は、ひたすらコツコツとプログラミングをするイメージがあるかもしれませんが、実際は事務計算に使うMS-EXCELを利用したり、操作記録を分析したりといろんな業務がありますし、人と接することも多いです。入社してから「イメージと違う」と戸惑わないためにも、IT業界への就職を考えている学生の皆さんにはぜひ、社員の生の声を聞いてほしいと思います。
また、どんな仕事でもコミュニケーションは必ず発生しますから、一緒に働く人も大事ですね。私も、当社の採用担当の方の人柄に惹かれたことが、入社の決め手の一つになりました。今は、私自身が「一緒に働きたい」と思ってもらえるようなひとになりたいと思っています。
一番大切なのは、自分がやりたいことを見失わないこと。そこさえ揺るがずに持っていられれば、楽しんで仕事ができると思います。
#情報通信#文系出身
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