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開発と営業を経験し、技術・営業スキルを兼ね備えたプリセールスエンジニアに

開発と営業を経験し、技術・営業スキルを兼ね備えたプリセールスエンジニアに

Profile

  • 丹下さん
  • (株)オプテージ
    ソリューション事業推進本部
  • 法政経学部卒
  • 2007年入社

大阪でシステム開発を3年経験したのち、東京に転勤し、お客様先での開発やシステムチェックを9年間担当しました。その後大阪に戻り、営業職へ転身。セールスエンジニアとして営業とSEの両方の視点からお客様に提案しています。

大阪から東京へ。エンジニアとして成長した9年間

入社4年目から9年間、お客様である東京の大手携帯事業者に常駐していました。そこでは、携帯電話ユーザの一般顧客向けwebシステム(PC版・アプリ版)やコールセンター向け顧客管理システムの要件定義・設計書チェック・受入試験・リリース前の手順チェック・リリース作業などを行っていました。お客様のご要望どおりのシステムになるように、お客様と開発パートナー(*)の間に入り、専門家としての目線で助言やチェックを行う橋渡し役ですね。

それまでは大阪の本社で、電力グループの人事や会計の管理システムを作っていたので、仕事も環境もガラッと変わりました。なにより、システム障害が発生すれば全国のニュースになるような大きなシステムですから、責任重大になりました。リリース前には手順を間違えないよう何度も確認して、慎重に作業を行なっていました。

それでも、日本に何千万人とユーザがいる事業のシステムに関わるビッグプロジェクトなので、やりがいがあって面白かったです。webアプリの設計では、お客様から「丹下さんの好きな画面でいいよ」と任せていただき、私が設計した画面がそのまま日本全国に向けてリリースされたときの達成感は忘れられません。

当初は2年の予定だったのに、結局9年間東京にいましたが、お客様や開発パートナーともフランクな関係を築くことができて、居心地は本当によかったです。そして、東京での9年間にエンジニアとしても大きく成長できたと感じています。

(*)開発パートナー:一緒にシステムを作る他の会社

営業職への転身。初めてづくしの経験で、見える世界が広がった

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半年前に大阪に戻り、営業職に転身しました。今は、セールスをサポートする形でシステム目線でお客様に製品の説明をしています。将来的には、私が1人でセールスしつつ、パソコンでデモ画面を見せながら技術的な説明もできるようになることが目標です。

ただ、上司に同行して、とても上手な会話を聞くと、私の会話力はまだまだ足元にも及ばないと実感します。上司は「焦らなくても大丈夫。今はできなくとも、経験を積めば自然と対応できるようになるから。」と言ってくれるのですが・・・。今は焦らずにゆっくりでいい、と見守ってくれることがありがたいです。

見積書や注文書を作成することも私の仕事です。営業も事務もこれまでやったことがなかったので、とにかく全てが新鮮で、全てが勉強です。小さな箱から広い世界へ飛び出したような気持ちですね。入社13年目でもまだまだ日々勉強です。

当社は、ファッション業界の仕事に力を入れています。私も、お客様としっかりお話ができるように、生産管理や会計管理の資格をとってファッション業界の知識を増やし、システムを設計にも役立てたいと考えています。

環境が変わるたびに築き上げてきた、人との深い信頼関係

入社以来つくづく思うのは、とにかく人に恵まれてきたということです。就職先に当社を選んだ決め手も、採用担当の方や最終面接で一緒になった同期の雰囲気の良さでした。入社後の研修では、その同期とお互いに「あの時の!」と言い合いました。

大学では政治経済を学んでいた私は、プログラミングの知識がなく入社したので、理系の同期と比べるとスタートラインはずっと後ろでした。同期の半分は文系出身で、研修では文系出身者が理系出身者に教えてもらっていました。同期とは今でも仲が良く集まって飲みに行っています。

研修講師の先輩社員方もお兄さんのような親しみやすい存在でしたね。研修後も何度かやりとりをするうちに、一緒に旅行するほどの仲になりました。

研修後の配属先では、私の教育担当になった先輩が、日報の下に1日5個のIT用語を書いてくれていたり、私より少しだけレベルの高い課題を与えてくれたりして、粘り強く、私を一人前のシステムエンジニアへと導いてくれました。

初めての営業は分からないことだらけで、とくにお客様との会話でその業界の専門用語が出てくると意味が理解できないのですが、周りの社員は「何回も繰り返して聞くうちに覚えていくから、気にしないでいい。」と励ましてくれます。本当にみんなやさしいな、としみじみ感じます。

休日は仕事のことは考えず、家族の時間を大切に

仕事とプライベートのメリハリをしっかりつけて、50:50のバランスを取りたいので、家族の前では仕事の話はほとんどしません。休日は子どもの野球チームの応援に行ったり、家族で買い物をしたりと、家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。奥さんと一緒に料理もします。居酒屋でアルバイトをしていたので、ナスの煮浸しが得意なんですよ。

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趣味は、ONE OK ROCK(ワンオクロック)のライブに行くこととプロ野球の観戦です。東京にいた頃、東京ドームの近くの寿司屋で私が巨人ファンだと話すと、なんと大将が巨人軍の関係者からのいただきものの高橋由伸選手のサインをくれたんです。色紙に書かれている「一新」は、「真っ白な気持ちで新しいものを積み上げる」という意味だそうで、偶然にも、今の私の状況とリンクしているなあと感じました。この色紙が我が家の家宝です。

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プリセールスエンジニアへの挑戦が始まる

今後の目標は、営業とシステムの一人二役をこなせるようになることです。いずれは自分で選んだ会社をまわってほしいと言われています。東京でお客様先の情報システム部にいたので、「お客様の要望や悩みを汲み取れるのでは」と上司は期待してくれているようですね。

とはいえ、営業とシステムを兼務するプリセールスエンジニアは当社ではあまり前例がありません。目指すべきゴールが分からず、今は手探り状態です。まずお客様に興味を持っていただいて、契約に結びつけることができるとうれしいですね。

これから先、少なくともあと2年は営業を経験して、しっかりとやりきるつもりです。中途半端だともったいないですから。その先は、モバイル関係の部門で再びシステムエンジニアにシフトすることも考えています。モバイルなら、東京で積んだ経験も営業経験も生かされます。もちろん、営業職のまま続けるという選択肢もあります。まだ自分がどうしたいのか、気持ちは揺れていますが、まずは今、営業としてできる限りのことをしたいと思っています。

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#キャリア#大阪#情報通信#文系出身

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