時代に合わせて変化する会社で「新しい」チャレンジを目指す
認証基盤開発や自治体向けパッケージ改修など、さまざまな業務を担当
髙熊さん:私は今、お客様先に常駐し、認証基盤の開発を行っています。いきなり「認証基盤」と言うと難しいかもしれませんが、皆さんが普段使用しているWebページのログイン画面を想像していただけると、分かりやすいと思います。Webページにログインする際にID、パスワードを入力しますよね。ただし、サイトが違うと、また異なったID、パスワードを入力する必要があります。
私が行っている認証基盤開発は、お客様先で使用されている社内システムやクラウドサービスといった複数のシステムを、ひとつの基盤でログインできるようにするというものです。認証情報を扱うのはリスクが高いため、セキュリティにはつねに細心の注意を払っています。
今井さん:私はAI・クラウド関連の部署に所属し、施設やトンネル、公民館を管理する自治体向けパッケージ(特定の業務・業種で利用できるソフトウェア)の改修、操作説明を行っています。今年のはじめ頃にはパッケージやWebサイトの開発に携わっていたのですが、最近はお客様先に直接出向く機会も増えました。お客様先で説明するパッケージは私が作ったものではないので、機能を事前に理解しておかないと先方にうまく説明できないのが大変ですね。そのため、パッケージの作成者に話を聞いたり、自分で使って機能をひと通り試したりして対応しています。
東京と大分、違いは「仕事の進め方」にある?
髙熊さん:この会社は東京と大分に本社があるのですが、入社当初は大分勤務でした。大分である程度キャリアを積んだあと東京転勤の辞令を受け、今は東京で妻と二人暮らしです。実は、妻はこの会社の先輩なんですよ。妻も元々大分の本社で働いていたのですが、私の転勤に合わせて妻も東京勤務になりました。会社が気を利かせてくれたのかな、と思います(笑)。
今井さん:私は髙熊さんとは違い、入社後すぐ東京のオフィスに配属されました。今は東京で母と二人暮らしをしています。最初の頃は東京と大分の違いに戸惑うことも多かったです。特に東京の満員電車を初めて見たときには驚きました......。
髙熊さん:私も満員電車にはびっくりしました。ほかに、東京と大分で食べ物の「だし」が違うことにも驚きましたね。東京のだしの方が「醤油っぽい」っていうか......。うどんやそばを食べると、違いが分かりやすいです。
今井さん:分かります。九州の醤油は甘口ですけど、東京はしょっぱいんですよね。
髙熊さん:東京の食べ物も好きですが、家では九州風の味付けにしています。
今井さん:ほかに東京と九州の違いというと......。
髙熊さん:仕事の進め方が違いますね。大分は仕事の要件が最初にがっちり決まっていて、大きいゴールに向かってひたすら進むイメージです。一方東京では、あらかたモノを作ってしまってから、お客様にそれを見てもらい話し合いをしながら完成に向けてフレキシブルに変えていきます。どちらのやり方がベターとは言い切れませんけどね。
今井さん:私は入社してすぐ東京に来たので、大分との違いは分かりません。けれど、東京には新しい技術を受け入れやすい環境があると思います。
髙熊さん:例えばAmazonのクラウドサービスについて、東京ではかなり前から「これはすごいものだ」と言われていたけど、大分では最近になってそのすごさが伝わった感じです。開催されているセミナーの数は東京の方が圧倒的に多いから、情報の入るスピードに差が出てくるのかな、と思います。
面接での「飾らない態度」で内定を勝ち取る
髙熊さん:私は子供のころからゲームが好きだったのですが、ゲームで遊んでいるとき「ダウンタイムなしでゲームを進行できるのはどうしてだろう?」という点がいつも気になっていました。ゲームとITは無関係に見えますが、「目の前のシステムはどういう仕組みで動いているのか」について突き詰めて考えるという点では、共通点があります。ゲームの「裏の仕組み」に興味を持つようになってから、ITの世界にも興味を持つようになり、次第にIT業界で活躍したいと思うようになったんです。
今井さん:私の場合、中学生時代にインターネットやアニメに興味を持ち、パソコンに触ったりホームページをつくったりしたことがITに興味を持つきっかけでした。でも、その後進んだ専門学校では成績は振るわなかったんです。
髙熊さん:今の会社はどういう経緯で受験したのですか?
今井さん:この会社は大分で有名な企業なので、私の通っていた専門学校でも毎年1~2人くらいしか内定者が出ないんです。でも、募集開始が早い時期なので、とにかくチャレンジしてみようと思って受けました。そうしたら内定をいただけたんです。正直、何が合格の決め手だったのかは分かりません。ただ、面接ではスキルよりも人間的な性格を見る質問が多くて、そこで「飾らない自分」を出せたから受かったのかな、とも思います。
髙熊さん:そうだったんですね。私も会社のネームバリューに惹かれて受験しましたが、大学を1年留年していたので、面接のときは不安でした。でも、採用担当者の方が私の不安について、メールなどで相談に乗ってくれたので、留年していることが不利だとは思わないようになり、面接でも自然に話せました。結果として、今こうして働けています(笑)。
休日は遠方に足を伸ばしたりライブを楽しんだり
髙熊さん:システムエンジニアは職業柄「細かいもの」を見ることが多い仕事です。そのため、休みの日は山や海など「大きいもの」を見て気分をリフレッシュすることがあります。少し前は、湘南に足を伸ばしたり、日光のいろは坂に行ったりしていました。
普段の業務は9時30分から18時までで、残業はほとんどありません。終業後は家に帰ってのんびりしています。
今井さん:私は、休みの日はかなりアクティブに活動しています(笑)。元々芸人さんが好きでお笑いのライブによく行っていたのですが、最近はヒップホップにはまっていて、そのライブに行くこともあるんですよ。土日を利用して遠方のライブに行くときは、月曜に午前休をいただいて体調を整えてから出社することも。有給休暇は、自分の仕事さえきちんと終わっていれば、問題なく取得できます。
時代に合わせて会社も変化 社員が成長しやすい環境がある
髙熊さん:これからについて、ざっくり言うと私は「技術畑」で活躍していきたいと思います。今は認証基盤開発に携わっていますが、AIやドローンなどいろいろな技術を使った業務にも携わっていきたいですね。
今井さん:この会社では官公庁向けのシステムを数多く作成しています。しかし、クオリティの高いものを提供している一方、デザイン面が弱いという課題もあるんです。なので、デザイン面の改善をやっていきたいですね。
髙熊さん:時代に合わせた変化ができる会社なので、社員の「これをやりたい!」という気持ちに応えられる環境は整っています。たとえば私が入社したころは、データは会社のサーバーかお客様の環境に保存して、データを「絶対に外に出さない」ということもありました。しかし今は考え方が少しずつ変わって、新しいツールを導入し、データをクラウドで管理するようになりました。
このように、時代に合わせて体制を変えられる会社であれば、社員も時代に即した成長ができるんじゃないでしょうか。
#ワークライフバランス#働き方#大分#情報系出身#理系出身
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