入社して10年、この業界を選んで良かった

入社して10年、この業界を選んで良かった

Profile

  • 田中さん
  • (株)BCC
    第一公共事業本部
  • 情報工学部卒
  • 2010年入社
福岡生まれの福岡育ちです。町がコンパクトに作られていて便利だし、スポーツする環境が整っているし、何より食べ物がおいしくて大好きな福岡で就職したいと思っていました。 現在は、地方自治体のシステムの導入と保守に関する窓口を担当しています。

キツいことがあったとしても、それを越えた楽しさがある仕事

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大学生の時に、あるメーカーのインターンシップで老人施設への納品に同行しました。そこでクライアントである施設の責任者、納品する人、レイアウトを決める人、レジを準備する人、レジにプログラミングをする人が一緒に作業をするのを見て、いろんな分野の人がいて、社会が成り立っている、社会人として働くことってこういうことなんだな、と分かった気がしました。

プログラミングが面白いと思っていたので、就職先はシステムを作る業界に絞りました。就職難の頃でしたがあまり苦労しなかったのは、早めに希望の業界を決められたからかもしれません。

当時のIT業界には残業が多いイメージがありました。ただ、私は業界で働く親族から、「確かに辛くてキツいこともあるけど、それを越えた楽しさがある」と聞いていました。また、システムの会社はなくならないと思いましたし、手に職を付けられて将来役立つ点、システムというものの普遍性に魅力に感じました。

入社直後、大詰めを迎えていた大きなプロジェクトの担当になり、半年くらい連日残業が続き、キツかった時期がありました。でも、前向きにできたのは、就職するときに覚悟できていたからかもしれません。周りの先輩も必死で取り組んでいて、今思えば、自分も力が無いなりにもプロジェクトの一員として責任を自覚しましたし、「キツいことがあっても、それを越えた楽しさがある」ことを実感した良い経験でした。自分の技術力のなさも痛感し、それがその後のバネになりました。

現在の残業時間は、プロジェクトが佳境に入ってくると増えることもありますが、月に10時間くらいです。

就活の時に「やりたいことを見つけろ」と言われましたが、自分を分析して、自分は何が好きか、自分が数年後どうしていたいかを突き詰めて真剣に考えてみたら、見えてくるんじゃないでしょうか。それをいち早く見つけることが就活の第一歩のように思います。

地方自治体の業務システムの取りまとめをしています

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マネージャと二人で、とある地方自治体のシステムの導入と保守に関する窓口を担当しています。自治体のシステムは税金、保育所、介護保険などとても種類が多く、自治体の電算部門の人と連携して、内部的な作業、アップデート、トラブルなどに対応しています。
それぞれのシステムには当社のプロ が付いていますので、自治体の担当者とそのプロをつないで、意思疎通を図る役目も担っています。お客様が望むことを100%システムで実現することは難しいので、お客様とプロの間で調整しますが、がんばってくれるプロはとても頼りになります。私もプロとして6つの自治体を担当しています。

窓口を担当している自治体の全てのシステムを大まかには把握していますが、より良くするためにアイデアを出しますので、日々勉強です。人々の生活に密接する今の仕事はとてもやりがいがあります。また、昨今の働き方改革を受けて改良の希望が強くなってきているので、応えていきたいと思います。

社会に出て10年。落ち込んでは学ぶことの繰り返し

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就職したばかりの頃には、お客様のためにやったことを、お客様にきちんと伝えられず、「勝手にやった」と言われて悲しい思いをしました。原因はコミュニケーション不足で、お客様にもっと具体的に伝えていれば防げたことでした。

4~5年目の頃には、がんばろうとするあまりパンクしてしまったこともあります。自信が付いてきて自分ではできると思って仕事を詰め込みましたが、回っていかなかったのです。作業がどれくらいかかるか見積もる力が足りませんでした。この時、サポートしてくれた周りの人たちや、冷静に道筋立てて叱ってくれた上司には、とても感謝しています。自分一人で抱え込まず、ひとを頼ることも大切だと分かりました。

6~7年目の頃には、ひとに自分と同じレベルを求めてしまい、上手くいかずに悩みました。でも、原因は自分の指示の出し方にあるのではないかと内省して、指示するときは感覚ではなく、どういうものをいつまでにどういう形で作ってほしいかを具体的に伝えるようにしました。部下に指示した仕事も自分の仕事だと思って見守っています。

常に動いていてとにかく面白い業界

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コミュニケーションのあり方も変えてきました。部下とその都度話すのはお互いに大変ですし、聞いた方も細かいところを忘れてしまったりしますので、コミュニケーションツールを活用して、見たいときに見えるようにしました。またミーティングは毎日、朝と時短勤務メンバーの時間に合わせた夕方の2回行い、チームで情報共有して、業務がスムーズに回り、なるべくメンバーが残業しなくても済むようにしています。

保守というと普段は何もしないというイメージかもしれませんが、お客様の要望を叶えるために新たなシステムの設計もします。お客様が必要としている物、希望を汲み取れないと満足いくシステムを作ることができないので、十分なコミュニケーションが必要ですし、それを社内のチームメンバーに伝えるにもコミュニケーションが大事です。

私はプログラミングがしたくてこの業界に入りましたので、こんなにコミュニケーションが必要とは思いませんでした。システムを作るために、ここまで人と話さないといけない、というのが最大のギャップです。

この業界を選んで良かった。
関わる業界は広く、常に動いていてとにかく面白い。10年前と今ではシステムが全然違います。いろんなサービスが生まれては無くなる、の繰り返しに携われるのは楽しいです。

上司がやっていることをきちんと吸収して、34年後にはマネジメントができるようになる、というのが目標です。
今よりもコミュニケーションも知識も必要で、どんどん新しくなる技術も勉強しなければなりませんが、それを楽しいと思える自分がいます。知識が広がれば広がるほどお客様に提案できることも広がるので、自分の武器にしたいです。

#官公庁#情報系出身#福岡

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