プロサッカー選手から異業種のIT企業へ

プロサッカー選手から異業種のIT企業へ

Profile

  • 柿本さん
  • (株)リンクレア 第2営業部
  • スポーツ健康科学部卒業
  • 2018年入社

情報システムに関する各種コンサルテーションをはじめ、企画から設計、製造、保守までを一貫して提供する会社で営業職として働いています。この会社に入る前は、プロサッカー選手だったのですがサッカーと営業に共通する精神などについて伺いました。

デジタルマーケティングツールでお客様にアプローチ

デジタルマーケティングツールでお客様にアプローチ

現在私は「第2営業部」という部署に所属し、お客様に対しサービスを紹介する営業活動を行っています。

第2営業部の業務は一般的な「営業」とは少し異なり、デジタルマーケティングツールを導入し、お客様にメールを送信するところから営業活動がはじまります。このツールを使うと、お客様がメールを読んでくれたか、クリックしてくれたかという情報もわかるので、弊社のサービスに関心を持ってくれたお客様がピンポイントでわかるんです。

その上で営業できるので、こちらの言葉にお客様の多くが納得してくださいます。そのことには、とても大きなやりがいを感じますね。

海外でプロサッカー選手として活躍 夢を叶えたことで得た幸せ

海外でプロサッカー選手として活躍 夢を叶えたことで得た幸せ

大学を卒業してから就職するまでの2年間はオーストラリアのサッカーリーグでプロサッカー選手として生活をしていました。小さい頃からサッカーをしていて、Jリーガーに憧れていたのですが、いつの間にか大学を卒業する年齢になっていました。

普通ならここで「就職しよう!」と思うはずですが、私の場合はそれでもサッカーをしたいという想いが強くて......。「だったら海外でプロサッカー選手になろう」と思い海を渡りました。

でも、いざオーストラリアに行っても苦労の連続でした。まず、現地でサッカー選手になれるという保証がどこにもない! 現地に着いてからトライアル、つまり入団テストを受けたのですが、それに合格するまでチームと契約できるかどうかわからないんです。幸い私はあるチームのトライアルにパスすることができました。しかし、何も確約されていない状態で日本での生活を整理して海外に行くことには、大きな不安がありましたね。

もうひとつ、言葉の問題がありました。元々英語はあまり得意ではなかったのですが、チームメイトとの会話は通訳を介すわけにもいかず......。現地の語学学校に通い勉強しなおしました。

その一方で、楽しいこともたくさんありました。サッカーを「仕事」としてできるので、毎日が充実していたのを覚えています。オーストラリアの選手は体が大きく、フィジカル面で大きな差を感じました。試合が終わると身体中が痛くてものすごく疲れてしまいますが、それでも「今サッカーをやっている!」というよろこびは、何物にも代えがたかったです。

テキストが入ります。テキストが入ります。

自分が「成長」できる企業だと思い入社

自分が「成長」できる企業だと思い入社

よく、「プロサッカー選手だった人がなぜIT企業に?」と聞かれるのですが、IT企業に絞って就職活動をしていたわけではありません。さまざまな業界を見た結果、この会社であれば自分が「成長」できると思ったのが入社の決め手です。

IT企業も、そうでない企業も、営業にはある程度「型」があると思います。お客様がこう言ったらこう答える。お客様にこんな課題があったら、このサービスを紹介するといった感じですね。しかし、弊社の場合はこうした「型」がなく、自分で考えて行動する機会が多いと説明会に参加して感じました。自由度が高ければ、それだけ早く自分も成長できると思ったんです。

私は大学を卒業してから2年間サッカーをしていたので、同い年の人と比べると2年分のブランクがあります。その差を埋めるためには、自分のことを成長させてくれる企業に入ることが大切だと思って入社しました。

はじめての会社員生活 満員電車に慣れなかった時期も

私はITの知識がほとんどなく、学生時代からサッカー一本だったのでバイトも少ししかしたことがありませんでした。そんな私にとって、スーツを着て満員電車に乗り、毎日8時間働くということは「未知の体験」でした。

幸い「憧れの先輩」がいたので、その先輩のしぐさやスーツの着こなしを「真似」することで徐々に会社員生活に慣れることができました。また、毎日朝8時から夕方の5時まで働くうちに生活のリズムをつかめてきたので、今では会社員として生活ができていると思います。

新ツールの活用に部署全体で対応 仲間がいたから乗り越えられた

新ツールの活用に部署全体で対応 仲間がいたから乗り越えられた

2018年に入社し、今の第2営業部に配属されました。この部ではデジタルマーケティングツールを利用してご提案の足がかりをつくっていきます。でも、最初はデジタルマーケティングツールを使うこと自体が大変だった......(笑)!

第2営業部は私を含めた5名体制なのですが、デジタルマーケティングツールを使う仕事だからか、若手中心で構成されています。入社一年目の社員や三年目の先輩、チーム長も30代前半という若さです。

しかし、いくらメンバーがデジタルネイティブと言われる世代中心でも、ツールの「効果的な使い方」がすぐにできるかとなると話は別でした。「営業」の仕事以外にも「コンテンツってどうつくるんだろう?」「メールの文面には何を書いたらいい?」といったことも常に考える必要があったので、とても大変だったのを覚えています。足りない知識を補うために外部のセミナーにも参加しました。弊社には「研修費」を補助してくれる制度があって、その範囲内であれば自由にセミナーに参加することができるんですよ。

こうしてメンバー全員が試行錯誤して進めたツールの導入ですが、結果的にツールの運用を軌道に乗せることができたことは、私達全員にとって大きな自信になっています。

プロサッカー選手として培った精神力 少しのことでは「折れない」

プロサッカー選手として培った精神力 少しのことでは「折れない」

営業の仕事は、お客様にメールや電話でアポイントメントを取りようやく訪問、ということがほとんどです。しかし、ときにはお客様からよい反応を得られないこともあります。正直「つらいな」と思うことはありますが、言葉もわからない中海外でプロサッカー選手として生活していた経歴があるので、少しのことでは「折れない」という自信はあります。

また、サッカーのみならずスポーツというものは上達するまで同じ練習を繰り返します。営業も同じで、スキルアップのためにさまざまな作業を繰り返し行います。この反復作業が苦にならないという点も、元プロアスリートとしての経歴を活かせていると思いますね。これからはITアスリートを目指します。

社員はともに助け合い成長しあえる「仲間」

社員はともに助け合い成長しあえる「仲間」

社内には、「ひとつのゴールに向かってともに突き進む」という一体感があります。仕事でわからないことがあればすぐ相談できますし、逆に悩んでいる仲間がいればこちらから手を差し出す、ということもあります。どんな仕事も一人ではできません。困ったときこそ仲間の協力が一番大切だと思っています。

なので、社員同士には気さくに話せる雰囲気が常にあります。休憩室にはビリヤード台があるのですが、気が向いたときなど先輩と一緒にビリヤードをすることもあるんですよ。私はあまり上手ではないのですが(笑)。ビリヤード台を囲んで仲間同士でワイワイ楽しんでいると、仕事の疲れもなくなりますね。

休日も充実していますよ。最近はドライブに行くことが多くて、先日は長野の松本市と上田市まで行きました。お城を巡ったり温泉に行ったり......。普段都会の喧騒の中で働いているので、大自然に触れることでとてもリフレッシュできました。

自分だけの「ゴール」をこの会社で見つけていきたい

自分だけの「ゴール」をこの会社で見つけていきたい

オーストラリアでプロサッカー選手として過ごして2年。そして、営業職になって今年で2年目。自分がどうスキルアップしていくか、これからが勝負だと思っています。日々の仕事をしっかりとこなしつつ、自分にしかできないことは何か、お客様に納得していただける営業は何か、これから考えながら邁進していきたいです。

社員の「成長」をサポートしてくれる会社なので、「型」にはまったやり方を強要されるのではなく、社員一人ひとりがやりやすい方法で仕事ができます――。これまでも私は「自分のやりたいこと」のために突き進んできました。仕事においても仲間と協力しながら、自分の「ゴール」を見つけていきたいと思っています。

#データ活用#ワークライフバランス#働き方#転職

この記事をシェアする
  • この記事はいかがでしたか?