6月5日(日本時間:夜10:00)よりJISAが加盟しているWITSA(世界イノベーション・テクノロジーサービス連盟・事務局アメリカ)は「AI as a Normal Technology -通常技術としてのAI-」と題するWebinarを開催します。
講演者として、Time誌の「AI界の最も影響ある100人」に選出されたプリンストン大学情報技術政策センターSayash Kapoor氏を招いています。
ご関心のある方はどなたでも聴講可能です。申し込みは以下よりお願いいたします。申し込み後、Zoom Linkが登録されたメールアドレスに送付されます。
https://forms.gle/1m3SrSwfFdczhU7A9
なお、Webinarのテーマである「通常技術としてのAI」の概要は以下の通りです。
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Normal Technology - 通常技術 - としての枠組みとは?
この考え方は、「技術と社会の関係」に着目するものであり、「技術決定論」- 特にAIが自ら未来を決定する主体であるという考え方 - を否定します。
また、過去の技術革命(例えば、技術の普及や導入には時間がかかり、不確実であること)から得られた教訓に基づいており、AIの社会的影響や制度の役割においても、過去と未来の連続性を強調します。
将来のAIが現在よりもはるかに進化したら?
産業革命の黎明期に、「産業社会とは何か」を考えることは有益だった一方で、電気やコンピューターを予測することは困難でした。今回の議論もそれと似ています。
カプール氏は、未来を的確に予測することよりも、「次に何が起こっても備えられるようにする方法」について論じます。
なお、Kapur氏とArvind Narayananの共著AI as a Normal Technologyの論文は以下より入手可能です。
https://knightcolumbia.org/content/ai-as-normal-technology?utm_source=substack&utm_medium=email