特許庁CSDBの公開について(要望)

情産13-203
平成13年8月30日

特許庁 総務部 特許情報課 特許情報利用推進室 御中
経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 御中

社団法人 情報サービス産業協会

特許庁CSDBの公開について(要望)

我が国経済は、モノづくり中心の経済からサービス中心の経済に移行し、さらに製品やサービスそのもの価値から、それを生み出す技術、ノウハウに注目が集まり、知識経済の様相をみせはじめております。このような技術・経済の環境下では、企業において著作権や特許権など、知的財産権重視の経営が求められるようになってきました。

特許庁では、技術・経済の変化にともなって増加するソフトウェア関連発明やビジネス関連発明の審査に資するため、1997年から、コンピュータソフトウェアデータベース(CSDB)の構築事業を実施されてきたところであります。

国際的なプロパテントの傾向のなかで、情報サービス産業界においてもソフトウェアやビジネスモデルの特許出願が増加する傾向にあり、同時に情報システム構築技法の変化から、情報サービス企業の特許侵害の可能性を無視できないビジネス環境になりつつあります。

このような背景から、情報サービス産業界としてもCSDBを利用することにより、業界各社の特許出願時における非特許文献の調査負担の軽減、また特許侵害として訴えられる場合の防御的対応がある程度が可能となるため、従来、非公開とされてきたCSDBの一般への公開を強く要望いたします。

なお、その公開にあたってはインターネットをベースとし、また無料としていただくようご高配をお願い申し上げます。

以上

  •  

このページの先頭へ▲