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プロジェクト健全性評価指標(PDF)

23-J013

プロジェクト健全性評価指標(PDF)

価格(税込・送料別) JISA会員:- JISA会員外:-
本報告書はPDFで全文公開しています。概要欄をご覧ください。
PDFファイル 99ページ
刊行日 2012/07/20
著者 一般社団法人情報サービス産業協会
発行元 一般社団法人情報サービス産業協会
内容紹介

 ソフトウェアを中心とするIT システムのプロジェクトでは、量産製品とは異なる品質の視点が必要とされてきましたが、これまであまり決定打と言うべき品質管理・評価指針が示されていません。利用されるソフトウェアやIT システムというモノに的を絞って品質を見ていくアプローチもありますが、発注者からの受託で開発・運用されるソフトウェア中心システムでは、発注者と受託・開発者の双方の意思とコミュニケーションが整合し、協力し合って、初めて良いシステムが生まれるという一般的な理解があります。本「プロジェクト健全性評価指標」プロジェクトは、そのような協力関係を促進し、高品質なソフトウェア中心IT システムを得るための仕組みとして提案・開発されました。

 このプロジェクトは、元は、JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)の技術委員会・標準化部会で、顧客満足度指標の業界標準化を行うことが、プロジェクト成果の品質の客観化に役立つのではないか、と提案されたことから発足しました。その観点は重要ですが、現状では顧客満足度を「顧客のあらゆる要求が盛り込まれたシステムで、かつ低コストの開発が良い」という方向で解釈する傾向もあるため、かえって無理な開発を誘導することもある視点ではないかとの意見もありました。そのため、本来の「良いシステムができた」、「いい仕事だった」といえるプロジェクトとは何かということを考察した場合、「関係者すべてにとって健全なプロジェクト」ということを見据えてみたらどうかということとなりました。健全という言葉は、多少ダイナミズムに欠けるきらいのある言葉ではありますが、むやみに先を急ぐのではなく、持続可能な社会、持続可能なIT システムというものをじっくり開発していくということは現在こそ求められている視点ではないでしょうか。

 この「プロジェクト健全性評価指標」を活用していただき、良好なソフトウェア中心システムのプロジェクトが多数生み出されていくことがあれば、幸いです。また、活用・改善に関わるご意見があればぜひお寄せください。

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