JISA、ASOCIO(アジアオセアニアコンピュータ産業機構)の永久副会長国としてデジタルアジアを推進

印刷ページを見る

2023年2月1日

 ASOCIO(*注1)は、2023年1月1日から、会長国がマレーシアから台湾に移行する新体制を発足させました。この新体制において、JISAは常に副会長資格を有する「永久副会長国」となり、佐々木裕副会長・国際委員長(NTTデータ常務執行役員)がASOCIO副会長に就任いたしました。

 JISAが永久副会長国となるにあたっては、ASOCIOに対するこれまでのJISAの貢献・功績への敬意とともに、近年、NISC(内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター)の事業としてASOCIO加盟国と協力して実践した「ASEAN地域のサイバーセキュリティに係る産学官連携基盤調査」におけるサイバービジネスプラットフォーム『ASEAN-CBP(*注2)』の構築・運営などが評価されたことによります。

 近年、東南アジアやインドにおいてデジタル経済(デジタルアジア)が急速に発展し、IT企業やITユニコーンによりデジタル技術を活用した新しい事業・サービスが次々と創出され、2022年までにアジア全体で6,000万人の「デジタル消費者」が生まれたと推測されており(e-Conomy SEA 2021)、将来にわたりデジタル化が発展することが期待されています。

 JISAとしてもASOCIOとの連携強化を中心に国際業務の充実を図っていく予定です。


*注1
  「ASOCIO」は、アジアオセアニアの24か国(地域)のIT協会が加盟する組織であり、傘下には1万社を越えるIT企業があります。主な活動として、アジアオセアニア地域におけるデジタル経済を推進するための「デジタルサミット」の開催、各種の情報共有やビジネス連携、越境データ等デジタル政策の研究などがあります。

*注2
   NISCの事業である「ASEAN地域のサイバーセキュリティに係る産学官連携基盤調査」は、我が国とASEAN諸国との間でサイバーセキュリティについての国際連携を推進する目的で、2021年度から2022年度にかけて全面的にJISAが受託して実施されたものです。具体的には、ASEAN5カ国の重要インフラに係るセキュリティ状況調査、我が国からASEANに対し提供できるセキュリティ関連ソリューションの紹介、ASEAN人材の我が国での活用事例紹介等の事業が行われました。
 「ASEAN-CBP」とは、これら事業のうちの1つとして、WEB上で日本のセキュリティ製品をアジア諸国に紹介し、日本とASEAN諸国とのビジネス連携を図るために構築されたWEBプラットフォーム(URL https://asean-cbp.org)です。このプラットフォームを利用して、実際の商談会、ビジネスマッチング等をマレーシア、タイなどで開催してきました。
 問い合わせ先:(一社)情報サービス産業協会 事業推進本部 広報担当 press@jisa.or.jp  

 

  •  

このページの先頭へ▲