2017年4月6日
一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)は、このたび、「働き方改革宣言」を発表しました。
世界的にデジタルビジネス革命が進展し、全く新しいビジネスが出現する一方で、既存のビジネスは破壊的変革を迫られています。
このような状況のもと、平成27年にJISAが策定した業界宣言「JISA Spirit」では、情報サービス産業はデジタルビジネス時代の先頭を走り革命を起こしていく使命があり、そのためにも、より魅力ある産業に自ら変革していくことが重要であるとの認識を示しています。
「働き方改革宣言」は、このような認識に基づき、業界に働く人すべてに「ワクワク」をもたらすとともに、人に優しい未来社会を実現するものとして働き方改革を捉え、これを実践することを宣言するものです。
本宣言では、労働時間の大幅な削減(第1フェーズ:労働日数10日分、第2フェーズ:労働日数20日分)を達成するため、「時間外労働の月間平均を20時間以内」「年次有給休暇の取得率を90%以上」などと具体的数値目標を示しています。
また、労働価値の評価基準を“時間“から“付加価値“にシフトさせる「脱時間労働への変革」や、企業・社会貢献と自己実現を両立させるワクワク感に満ちた新しい働き方の考え方を提示しています。
※「働き方改革宣言」
※ JISA Spirit
本宣言の構成は以下のとおりです。
- 本宣言は、「宣言文」「JISA会員企業の実践プロセス」「JISAの実践プロセス」から構成されます。
- 宣言文では、業界各社がITの力を信じ、知力を尽くして、企業力を高めることにより、業界に働く人すべてに「ワクワク」をもたらすとともに、人に優しい未来社会を実現することを宣言しています。
- 「JISA会員企業の実践プロセス」は「健康経営の実現」「スマートワークの実現」「『ワクワク』の追求」という3つのフェーズから構成され、それぞれについて「業界の労働日数○○日削減」などと具体的な目標を示しています。各企業は自らの状況に応じて段階的に働き方改革に取り組んでいきます。
- 「JISAの実践プロセス」では、業界全体での取り組みとして、顧客や政府・社会への働きかけを行うとともに、業界内で本宣言の普及浸透を図るため、賛同企業を募るとともに、新しい働き方・休み方の追求、労働時間の「見える化」、社会貢献の推進などを行うとしています。本宣言は、「宣言文」「JISA会員企業の実践プロセス」「JISAの実践プロセス」から構成されます。
JISAは平成29年度に「働き方改革委員会」を設置し、これらの取組を進めてまいります。
問い合わせ先:(一社)情報サービス産業協会 広報サービス部 press@jisa.or.jp