JISA「情報サービス産業白書2001年版」を発表

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報道発表 2001年4月27日

JISA「情報サービス産業白書2001年版」を発表

 (社)情報サービス産業協会(JISA)は、このたび「情報サービス産業白書2001年版」を発表した。「情報サービス産業白書」はユーザの経営と情報化の動向及び情報サービス企業の経営課題を明らかにすることを目的に1986年以来毎年刊行されてきたもので、今回で16冊目となる。

 21世紀を迎えた今、インターネットの普及や電子商取引の展開など、IT革命はいよいよ本格化しつつある。このような状況のもと、戦略的アプリケーションやコラボレーションツール、電子商取引向けシステムなど新しい分野におけるユーザのシステム構築ニーズが高まりつつある。

今後優先的に構築・更新していく情報システム

 主に上場企業を対象に実施した「情報システム化の現状と将来動向の調査」によれば、「戦略的アプリケーション」が「基幹業務向けシステム」を上回って約6割と最も多く、「コラボレーションツール」「企業間連携システム」「電子商取引システム」なども多くなっている。


資料:JISA「情報システム化の現状と将来動向の調査(2000年8月)」

 一方、経済社会のネットワークへの依存の高まり等により情報システムの安全性・信頼性にかかるリスクが急速に増大しており、情報システムを構築・運用する情報サービス企業の社会的責任も高まりつつある。

情報システムを構築・更新する際の優先事項

 システムの種類を問わず、「システムやデータの安全性・信頼性の確保」を挙げる回答が多い。特に、電子商取引や企業間連携システムでの比率が高くなっている。


資料:JISA「情報システム化の現状と将来動向の調査(2000年8月)」

 このような認識に基づき、本委員会は「21世紀の情報サービスビジョンビジネスチャンスと責任」のテーマのもと、「情報サービス産業白書2001年版」を作成・刊行した。本白書では、ユーザ企業及び会員企業を対象に白書アンケートを実施し、事業者及びユーザの現状を把握するとともに、今後の情報サービス事業者にとってのビジネスチャンスをシステム・インテグレーション、ソリューション、オペレーション、ネットワークの4分野についてそれぞれ提示し、またセキュリティや個人情報保護などの分野において果たすべき社会的責任について提言している。

 また、新世紀を期して、誌面を原則1テーマにつき見開き2ページでまとめるなど、読みやすく使いやすい白書を目指して体裁を大幅に刷新した。

 なお、本白書のサマリーについては、近日中にJISAホームページ(https://www.jisa.or.jp/)に掲載する予定である。

 本白書の入手方法については、政府刊行物センター及び全国の大手書店で販売される他、出版元であるコンピュータエージ社(03-5531-0070)から直接購入することも可能である。

問い合わせ先:(社)情報サービス産業協会 調査企画部 田畑(03-5500-2610)

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