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2021.04.15

【NEWS RELEASE】JiEDIA、「認証局認定制度 認定ガイドライン、電子証明書自動更新API利用ガイドライン」を公開


 2024年1月に予定されているNTT東西によるINSネット(ディジタル通信モード)サービス終了まで3年未満となりました。インターネットEDI普及推進協議会(JiEDIA)では、各業界の取り組みを尊重しながら連携を図り、継続的なインターネットEDI普及推進に寄与することを基本方針として活動を行っています。このたび、インターネットEDI導入に不可欠である電子証明書運用標準化に関する検討を行い、認証局認定制度の認定ガイドラインと電子証明書運用に関する資料をとりまとめ公開しました。

 https://www.jisa.or.jp/jiedia/tabid/2822/Default.aspx

◯ 認証局認定制度について
 インターネットを利用してEDIを行うためにはセキュリティ対策が重要であり、現在は電子証明書を利用することが一般的です。JiEDIAでは企業間データ交換においてセキュリティ上必要となる要素を認証基準として策定し、この基準を満たした電子証明書を発行する認証局の認定制度を設けており、2021年4月時点で1社の認定を行っております。この度、本制度のセキュリティに関する考え方や取組内容の周知を図ることを目的に認定ガイドラインと関連資料を公開いたします。

なお、JiEDIAでは本制度の取り組みにご賛同いただき、電子証明書の発行を担う認証局を募集しております。詳細は事務局にお問合せください。

○電子証明書自動更新API利用ガイドラインについて

電子証明書の運用においては、初期設定時の作業ミスや定期的な更新時の更新忘れなど、トラブルの発生が懸念されます。また、ユーザー企業のシステム担当者にとっても運用難易度が高く、SI事業者による手厚いサポートが必要なケースも多く見受けられます。そこでJiEDIAではユーザー企業およびSI事業者双方の作業負荷低減を図るとともに、電子証明書を含むセキュリティ運用機能を標準化して相互接続性の向上と運用上のトラブルを回避することを目的として、電子証明書を自動更新するAPI仕様を策定しました。この度、電子証明書認証局事業者ならびにEDI関連製品開発企業、サービス事業者等を対象に資料を公開いたします。

【固定電話網のIP網への移行とJiEDIAの活動について】
2017年10月17日、東日本電信電話株式会社と西日本電信電話株式会社から「固定電話のIP網移行後のサービス及び移行スケジュールについて」(注1)が公表され、2024年1月のINSネットディジタル通信モードの終了が確定いたしました。

固定電話網を利用したINSネット、アナログモデム等による従来型EDIは、IP化により従来の様には使えなくなり、その影響は金融、製造、流通等全産業の取引に及び、社会的にも大きな課題と認識されています。

 JiEDIAは固定電話網のIP網移行に伴うEDIへの影響を最小限にとどめることを目的に、各産業界の取り組みを尊重しつつ、インターネットEDIの普及を更に推進するべく活動を行っております。また、「固定電話網のIP網移行によるEDIへの影響と対策」として、EDIを利用しているユーザー企業ならびにEDIサービス・EDI関連事業を提供している事業者の方を対象に固定電話網のIP網移行について幅広くカバーした内容の資料を公開しております。

なお、JiEDIAの取り組みにご賛同いただき、インターネットEDIの普及推進にご協力いただける業界団体を募集しております。詳細は事務局にお問合せください。

また、JiEDIA会員企業である東日本電信電話株式会社・西日本電信電話株式会社からのコメントは次のとおりです。

「2024年1月に予定しているINSネットディジタル通信モード終了に伴う円滑な移行、業界横断的なインターネットEDIの普及促進に向けて引き続き連携させていただきたいと考えます。」

注1:https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20171017_01.html(NTT東日本)
https://www.ntt-west.co.jp/news/1710/171017a.html(NTT西日本)

問い合わせ先: JiEDIA 事務局 JISA事業推進本部(小泉) jiedia@jisa.or.jp
 
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