ソフトウェア開発の生産性や品質に関して、半世紀前の「人月の神話」から現在まで、様々な議論が行われています。しかし一致している考え方は、「メトリクス」(見える化の尺度)を用いて、ソフトウェア開発の作業状況や品質を定量的に管理することが、最初の出発点で最も重要ということです。
本節では、ソフトウェア開発の生産性向上に役立つ、メトリクス関連の参考資料を紹介します。
現状・背景
機械などと異なり、ソフトウェアは言語の一種であり、言語の記述を定量化することは難しい課題である。こうした特性を持つ情報システムであるが、ビジネスのインフラ、社会のインフラとして、確固たる地位を占め、情報サービス産業が年間10数兆円の売上高を占める現在において、メトリクスを用いたソフトウェア自体の定量化、品質の定量化、開発作業の定量化を行うことは必須の課題となっている。
対象ガイドライン
(2016年5月)