S3c 経験報告

講演テーマ

適用率100%の標準適用スキームの事例紹介

発表者

NECネクサソリューションズ
小池 輝明

概要

 ソフトウェア開発において、生産性や品質向上のための標準化の取り組みは、各方面で様々な取り組みが行われている。その一方で、標準の策定/適用/定着の作業に膨大な工数が割かれているにも関わらず、納得できる効果が少ないのが現状ではないかと思われる。弊社では、標準の策定と適用の統制とともに広く標準を周知させる仕組みを構築することで、適用率100%を達成している。

 適用率の高い標準の策定にあたって弊社では大きく3つの視点で取り組んでいる。第一にトラブルの未然防止の視点を標準策定に取り組み、標準を適用する側に能動的な姿勢を促すこと。次に標準の陳腐化を回避するために技術動向を標準に取り込んでいること。三つ目として標準の展開にあたり、組織のトップとの間で、適用状況のフィードバックと標準適用の課題共有の仕組みを構築し、組織内での適用を促していることである。

 こうした3つの視点での取り組みにより高い標準適用率を維持している事例について紹介する。

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