11月20日(火)、第4回VSE(基本開発プロセス)研究会(幹事:宮迫久浩 (株)リンクレア)が開催された。出席者は事務局含め7名。
まず「VSE標準 導入の手引き」(2014年4月発行)の前回の改訂原稿を製本に近い形で仕上げ、レビューを行った。まだ一部、表記や図版の修正等があり、再度事務局で校正することにした。
次にJIS X 0165-2の改訂の申請手続きについて、伏見委員から説明があった。懸案であった委員はほぼ内諾を得ることができ、予算案も前回をほぼ踏襲することになった。作成スケジュールは少し前倒しし、実質的には本年度内から着手することになる。
最後に初心者向けのガイドブック制作の可否について意見交換を行った。
- ウォータフォールプロセス、アジャイルプロセス、プロトタイプなどのプロセスの基本を押さえることは重要であるが、プロセスの選択は予算の取り方に影響されるのではないか。
- プロセスの解説本は多数出版されているので、実務に沿った書きぶりでないと、抽象的な表現になりがちで、差別化が図りにくい。
- プロセスと、メソッドやツールとの関係性は初心者にわかりづらい。
等、議論が活発に交わされ、今後もガイドブックの制作の可否について検討を続ける。
次回は1月22日(火)に開催する。
(鈴木)