第1回 要求開発事例研究会

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 平成29年6月23日に平成29年度第1回要求開発事例研究会(幹事:北川貴之 東芝ソリューション(株))が開催された。出席者は9名。

 今回は森田功委員(富士通(株))より、独立行政法人情報処理推進機構(以下IPAという)から発行されている「ユーザのための要件定義ガイド」~要求を明確にするための勘どころ~について概要の紹介と活用方法について説明が行われ、意見を交換した。
 
 IPAでは2000年代に経営層がITシステム開発の上流に深く関わる重要性を発信、その後10年来に渡って重要性を発信し続けてきたにも関わらず、上流工程の作業不備に起因した失敗やトラブルは無くならなかった。本ガイドはその問題を解決するためにIPAがとりまとめ、1月31日にPDF版を公開、3月10日に書籍版を公開したものである。IPAはソフトウェアジャパンや要求シンポジウムで本ガイドを紹介する等、普及に努めている。

 本ガイドは5章で構成され、1章から4章までが現状と課題、要件定義のポイントなど要件定義を進めるための解説で、最後の5章で活用のための豊富な事例を紹介している。

 参加委員からは、事例が具体的で参考になったなどの意見が聞かれた。

 次回は8月から9月に開催することで調整している。

(佐藤)

 
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