第1回 技術委員会

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令和8年5月25日に第1回技術委員会(委員長:冨安寛 (株)NTTデータグループ 常務執行役員、副委員長:吉田英嗣 (株)NTTデータグループ 技術革新統括本部 企画部長)が、JISA会議室及びオンライン(Zoom)によるハイブリッド方式にて開催された。当日の報告内容の要旨は以下の通りである。

1.講演:情報サービス産業協会向けAI認証について
 長尾淸人氏、小林剛氏((一財)日本品質保証協会)より、「情報サービス産業協会向けAI認証について」と題して講演が行われた 。国のシステム入札要件(RFP)における指定の動きや、クラウド利用時における停止の責任範囲、倫理面(インパクトアセスメント)の業界指針など、AI認証制度を巡る最新の動向と課題について質疑応答を交えた情報共有がなされた。

2.経済産業省「高性能AIへの対応に関するソフトウェアベンダとの意見交換会」について
 吉田副委員長より、5月18日に開催された経済産業省との意見交換会について報告があった。高性能AIの普及に伴うサイバーセキュリティ上のリスクに対し、国側からリリース前後での脆弱性早期発見や迅速なパッチ提供が要請された件、およびそれに対するJISA側の主張について共有された。また、委員会での討議を踏まえ、吉田副委員長とサイバーセキュリティ部会 木谷浩部会長(キヤノンITソリューション(株))を中心に会員向けレターを作成・発信していく方針が確認された。

3.技術委員会・企画書の決定について
 事務局より、令和8年度の技術委員会企画書案、環境認識、活動内容、および体制変更について説明が行われ、承認された。新設される「AI駆動共通フレームタスクフォース(仮)」の活動範囲の定義や、今後検討を進める。

4.部会活動について
 各部会長より、部会活動報告および今年度の計画について報告が行われた。技術調査部会によるAI駆動開発の進展に伴う「要素技術調査」の一時休止と調査再設計の方針、エンジニアリング部会による「REBOKシリーズ5」の普及活動やサービス学会国内大会との連携、サイバーセキュリティ部会による白書執筆完了やサイバー対処能力強化法への対応など、今年度の戦略的な活動方針が示された。

5.技術コンテスト第5回の実施について
 長谷川技術コンテスト実行委員会委員長より、技術コンテスト第5回に向けた見直し案について報告が行われた。前回の生成AI普及による得点底上げ(上位の差がつかない課題)を踏まえ、従来の「課題解決型」から、システム全体を俯瞰してビジネス成果やトレードオフの判断を競う「課題発見・改善型」のチーム戦へと刷新し、11月~12月(閉会式は1月予定)に開催する方針が示された。
 
6.SIS2026について
 事務局より、今年度もソフトウェアイノベーションシンポジウム(SIS)2026を11月末~12月の開催を軸に進める旨が説明された 。今後、企画を進めていく予定である 。 

7.JISA宣言検討タスクフォースについて
 安藤委員より、5月19日にJISA「AI共生宣言」が正式に公表された旨が報告された 。AIによる変化を社会構造全体のマクロな変革と捉えたJISAの立場(パーパス、価値基準、行動指針)が示され、今後はAIの利活用とセキュリティの両面においてJISAが責任を持って対応していく活動の軸として、本委員会でも活動へ反映させていく方針が共有された。

 次回は、9月1日(火)に予定している。

(溝尾)

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