第5回 技術調査部会

印刷ページを見る

令和7年12月3日(水)、第5回技術調査部会 (吉田 英嗣 (株)NTTデータグループ)がオンライン会議にて開催された。参加者は10名 。

 2025年度版「情報技術マップ/技術成熟度調査」の分析・執筆フェーズに向け、生成AIを活用した分析手法および執筆プロセスの効率化・高度化について議論した。主なポイントは以下のとおり。

・本年度のレポート執筆プロセスにおいて、生成AIを本格的に導入する方針を決定した。事務局が共通のプロンプトを用いて全カテゴリの「共通ドラフト(下書き)」を一括生成し、作業の効率化を図る 。
・生成されたドラフトに対し、各担当委員が専門的知見に基づく「深堀り(独自分析)」や加筆修正を行う「ハイブリッド方式」を採用することとした。これにより、執筆負担を軽減しつつ、新たな気付きや品質の向上を目指す 。
・事前の試行結果として、AIによる新たな分析手法(クラスタリングや相関分析等)の提案や、外部情報の引用による論拠の補強が有効であることが共有された。一方で、AI特有の誤り(ハルシネーション)への対策として、委員による妥当性確認が不可欠である点も確認された 。

 会員向けの本年度調査は11月26日より開始しており、1月28日まで実施する。次回会合は2月に集計結果の確認およびレポートのレビューを行う予定としている。

(大原)

  •  

このページの先頭へ▲