令和7年10月1日(水)、第3回技術調査部会 (吉田 英嗣 (株)NTTデータグループ)がオンライン会議にて開催された。参加者は10名。
2025年度版「情報技術マップ/技術成熟度調査」に向け、各カテゴリの要素技術および追加設問の見直し方針を議論した。生成AI活用の実態把握を横断的に強化しつつ、データ基盤・開発環境・言語などの最新動向を踏まえた更新を実施する。主なポイントは以下のとおり。
A(プラットフォーム):UNIX系を統合し名称を「レガシープラットフォーム」へ整理。HPC/スーパーコンピューティングを新規追加。
C(ミドルウェア):Kafka/Pulsarなどストリーミング系を例示追加。オープンソースAPサーバーの移行先把握の設問を新設。MCP/A2AエージェントなどAI関連ミドルの追加も検討。
D(データベース・活用):レイクハウスを明記し、クラウドDWHと分けて調査検討。ベクトルDBを新規追加。生成AIの付加価値やパブリック/プライベート利用形態を問う設問を検討。
E(デジタルワークプレイス):仮想デスクトップ(DaaS/VDI)に名称統一。ゼロトラストはF(セキュリティ)側で検討。
G(プログラミング言語):Kotlin/Goを追加、RubyとObjective-Cは削除の方向。
H(開発環境ツール):構成管理ツールを統合方向で整理。AIテストアシストを例示に追加。コード生成AIの例示を拡充。
I(開発プロセス・手法):カテゴリ名を整理し、大規模アジャイルやAI駆動開発の追加を検討。プラットフォームエンジニアリング等は削除方向。
引き続き、調査内容を検討した上で、会員向けの調査を実施し、来年5月には報告書として発行する予定としている。
(大原)