第2回 データ流通部会

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令和6年1月30日(火)、第2回技術委員会・データ流通部会 (部会長:岡本 俊一 伊藤忠テクノソリューションズ(株)、副部会長:西脇 雅裕 みずほリサーチ&テクノロジーズ(株))がオンライン形式にて開催された。参加者は7名。

 本日は、データ流通に関わる勉強会を行った。

 はじめに、西脇副部会長より、「データ流通を取り巻くトレンド」と題して講演があった。講演では以下の内容が述べられた。

・業界/異業種/社会への価値創出が不可欠になり、業界/異業種/社会といった外部とのデータ連携の必要性が増している。
・自由なデータ“流通”を図るべく、DFFT構想が動き出しており、Trusted WebはDFFTの具体化にも資するもの。
・欧州では、欧州データ流通圏の構築に向けた取組としてデータ主権も意識したGaia-Xによる動きがあるほか、具体的業界における外部データ連携インフラとしてCatena-Xが登場している。日本もOuranos Ecosystem構想を発表している。

 次に、富士榮アドバイザー (一般社団法人 OpenID ファウンデーション・ジャパン代表理事、伊藤忠テクノソリューションズ(株))より、「Trusted Webの概要」と題して、Trusted Web推進協議会HPのホワイトペーパーver.3.0(https://trustedweb.go.jp/documents/)をもとに講演があり、Trusted Webの概念や、ガバナンスの運営体制、今後の検討事項等、述べられた。

 最後に、3月末までの活動計画について議論をした。
 3月末までは、令和6年度の具体的なゴールを見据え、ユースケースの共有、データ流通に関わる先進技術等の情報共有を進める。

(溝尾)

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