平成30年6月22日に第1回要求工学推進WG(幹事:北川貴之 東芝デジタルソリューションズ(株))が開催された。出席者は13名。
今回は蛸島昭之氏((株)デンソー)より、「ソフトウェア要求仕様書の品質設計方法論と自動車ソフトウェアシステムへの応用に関する研究」と題して、発表があった。
蛸島氏は、ソフトウェアに対する要求の高度化と多様性、ソフトウェア要求仕様書(SRS)の品質向上への要求の高まりから、SRSの品質向上のためSRS品質を設計する方法論に関する研究が必要と述べた。
次に研究課題として
- ステークホルダの関心事に基づくSRS構成モデルの設計方法
- パースペクティブに基づくSRS品質モデルの設計方法
- SRS品質モデルに基づく自動車SRSのインスペクション方法
を上げ、品質保証のアプローチとして、ゴールモデルを例に説明した。
最後に今後の展開として、ソフトウェア開発規定への対応やインスペクションの社内展開を上げた。
本研究については、下記で公開されている。
ソフトウェア要求仕様書の品質モデル設計方法論と自動車ソフトウェアシステムへの応用に関する研究
次回は、8月31日に予定している。
(溝尾)