第2回 生産性・収益力向上委員会

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 平成29年9月20日、第2回生産性・収益力向上委員会(委員長:島田俊夫 (株)CAC Holdings 取締役会長)がJISA会議室において参加者21名で開催された。

 今回は、東京海上日動システムズ 小林 賢也 取締役より「DevOpsの時代にSI企業に求められる事は何か」をテーマに講演があり、その後、SI企業の収益向上にむけた取り組みについて討議した。

 講演では、DevOpsの概要説明からはじまり、DevOpsを適用すべきシステムについて、また、DevOpsが進む中でSI企業に求められる役割について紹介があった。
 DevOpsを適用すべきシステムについては、System of Record(SoR)と呼ばれる既存のビジネスを支えるシステムでの適用より、System of Engagement(SoE)と呼ばれる、新たなビジネス創造といった開発スピードを重視するシステム群での適用が向いているとし、SI企業に求められる役割についても、SoRシステムとSoEシステムの構築では変わってくるだろうとのことであった。

 その後の議論では、今後、ユーザ企業の人材が手薄になってくるであろうSoRの分野に一層取り組むべきという意見や、ユーザ企業のパートナーとなり、新たな収益モデルを模索しながらSoEの分野のシステム開発に取り組むべきといった意見が出された。

(大原)

 
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