平成29年7月18日、第1回生産性・収益力向上委員会(委員長:島田俊夫 (株)CAC Holdings 取締役会長)がJISA会議室において参加者14名で開催された。
本委員会は、人材育成、ソフトウェア開発力、契約・知財保全など多面的かつ本質的な問題提起を基に、当業界のビジネスモデルを見直すことによる生産性・収益性の向上に資する提案を行うことを目的としている。
冒頭、委員長より当業界に対して問題提起があり、例示として以下7点があげられた。
- これまで生産性向上は業界各社の収益向上につながってきたのか
- 個別の生産性と直結しない人月収益モデルに改良の余地はないのか
- お客様とビジネスを一緒に考えていく時代の中でPoC貧乏にならないためには何をすべきか
- サービスアセットを持つ時代ではないのか
- 若手の登用に一段の工夫要素はないのか
- IaaSの活用スキルは今のままで十分か
- DevOps時代の収益向上の要諦とは
「生産性とともに収益力向上につながらなければ真の意味を成さない。本委員会では、特に収益力向上に注目した活動をしていきたい」と方針が示された。
議事では、企画書案に基づき具体的な活動内容について検討を行い、本年度は収益力のため、外部有識者の招聘等により課題整理を行い、JISA会員に向けた「収益改革への提言」を取りまとめることとなった。
また、委員会内に収益構造転換部会、変革リーダー養成部会、法務・知財部会、財務税制部会の4つの部会を設置し、それぞれのテーマに沿った活動を実行していくこととなった。
(大原)