第3回 技術強化委員会

 平成28年12月9日、平成28年度 第3回 技術強化委員会(委員長:國井 秀子 (株)Pro-SPIRE 顧問 副委員長:前川 秀志 (株)NSD 専務取締役)がJISA会議室において開催された。会議は、11名の参加を得て行われた。

1. 情報サービス産業におけるオープン・イノベーション活動に関する調査の分析結果について
 JISA会員企業におけるオープン・イノベーションの取り組み状況を把握する調査(平成28年8月)を実施した。調査には会員企業114社より回答があり、分析結果に関して報告があった。

(報告要旨)

  • オープン・イノベーションの実行状況を見ると、現在でも7割弱の企業が何らかの活動を実行しており、インバウンド型の活動を実行する企業が多い。
  • オープン・イノベーションの目的は、将来の製品・サービスや将来の事業の開発とする企業が現在も今後も多い。次いで、開発のスピードアップ、顧客ニーズの探索、自社の技術・ノウハウの活用である。開発コストの削減は少ない。
  • オープン・イノベーションの阻害要因は、成果の不確実さ、計画・運営能力の欠如、適材確保の難しさ、協力相手探索の難しさといった、必要な経営資源不足によるものが大きい。
 分析結果については、回答企業限定での説明会を開催することとしている。2月上旬に実施予定としている。
 
2.最近のIPA/SECの取組み紹介
 本年度のIPA/SECで推進している取り組みの中で、『IoT(つながる世界)の安全・安心の取り組み』『システムズエンジニアリング』『システム構築上流工程の取り組み』に関して、IPA/SEC松本所長より紹介があった。

 

(大原)

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