第2回　知財・法務委員会

　平成28年10月4日、平成28年度第2回知財・法務委員会(委員長：西崎宏　JFEシステムズ(株)　代表取締役社長)がJISA会議室において開催された。会議は、委員等18名の参加を得て行われた。

1. JISA個人情報保護モデル契約の見直しについて
　本委員会では、改正個人情報保護法の施行日(公布日(2015年9月9日)から2年以内)までに、関係情報を収集しつつ、JISA個人情報保護モデル契約の見直しを行うことを目標としている。
　当日は、契約の適用範囲や安全管理措置に関する合意形成のあり方、外国への第三者委託も含めた管理・監督を中心に意見交換を行った。本委員会では、引き続き、一定期間、メンバーから意見を募集し、改訂内容を取りまとめる予定である。


［参考］
• 個人情報保護委員会開催状況
• 「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編、外国にある第三者への提供編、第三者提供時の確認・記録義務編及び匿名加工情報編)(案)」に関する意見募集について(平成28年11月2日まで)
2. 下請法の運用に係る情報共有
　例年11月は政府の「下請取引適正化推進月間」に当たること、本年9月15日には、世耕経済産業大臣より、親事業者と下請事業者双方の「適正取引」や「付加価値向上」、サプライチェーン全体にわたる取引環境の改善を図ること等を目的とした「未来志向型の取引慣行に向けて」が発表されたことなどを事務局が報告した。支払遅延を含む下請法違反事例の根絶に向けて、今後も引き続き親事業者への注意喚起を行うことの効果等について意見交換を行った。


3. JISA特許ブックレッツ(改訂第4版)の見直しについて
　JISAブックレッツ『SEのための特許入門』の改訂状況を共有した。改訂版は本年度中に発行する予定である。

(茂木)