第2回 政策委員会

 平成28年8月24日、平成28年度第2回政策委員会(委員長:室井雅博 (株)野村総合研究所 取締役副会長)がJISA会議室において開催された。会議は、経済産業省商務情報政策局情報処理振興課の宇留賀敬一課長補佐(総括)を含め、委員等15名の参加を得て行われた。議事の概要は以下のとおりである。

1.会員拡大策の検討と実施状況の確認
 初回委員会でご提案いただいた各種会員拡大策への対応状況を事務局が報告した。以下に主な内容を紹介する。

(1)JISA活用ベストプラクティスの継続的な紹介について
 政策委員会では、昨年度の活動成果の一つとして、「JISA活用ベストプラクティス~情報サービス産業協会 会員事例集~」を作成した。今後は、冊子の普及に留まらず、JISA会員企業でJISAを積極的に活用している企業の声をJISA会報に掲載していく予定である。

(2)政府との連携強化について
 初回委員会での議論を踏まえ、経済産業省商務情報政策局情報処理振興課との間で実施した意見交換会の概要を室井委員長が報告し、「今後、政府に合致した、JISA独自の活動を実施していきたい。そのためにも、一層の提案力の強化が必要」と述べた。

(3)会員企業が気軽に参加できる場の提供について
 政策委員会には、東京B地区会とC地区会の代表幹事がメンバーとして参加している。本年度新たな試みとして、東京B地区会とC地区会の合同でイベントを開催し、会員活動を活性化させていく方向で、イベントの日程や講演内容等の検討を行った。

2.関西イベントの概要報告と今後の対応について
 JISA関西地区会と政策委員会の共催で7月26日に行ったJISA関西イベント「デジタル革命時代の想像と創造」の概要について事務局が報告した。本イベントは、東京以外でのJISA活動を活発化させる取組の一環として実施したものである。参加者は、80社185名であり、情報交換パーティも含め、大変盛会であった。政策委員会では、今後の活動に活かすために開催結果をまとめた。直近の正副会長会議、理事会で報告する予定である。

3.米国視察の概要報告とセミナーの企画について
 本年7月に実施した米国視察の概要を室脇委員が報告した。政策委員会では、この内容を含めたセミナーを10月13日に行う予定である。本件視察の参加者からは、「大変刺激を受けた」「Uberの話が特に印象的だった。中国での事業拡大に苦戦している背景等を知ることができ、有意義だった」といい声が寄せられた。

4.平成29年度事業計画策定基本方針及びスケジュール(案)の検討
 次年度事業計画の策定方針とスケジュールの案を共有した。内容は、直近の正副会長会議、理事会でも検討する予定である。

5.タスクフォースの設置について
 政策委員会のメンバーが中心となって検討を重ねてきた政府情報システムに係る受発注のあり方について、JISAに検討の場(タスクフォース)を設ける方向で提案があった。活動目的やスケジュールを記した企画書(案)については、直近の正副会長会議で審議する予定である。

(茂木)

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