平成27年8月6日、第1回財務税制委員会(委員長：梅沢幸之助((株)電通国際情報サービス 取締役常務執行役員)が、JISA会議室において16名の出席により開催された。
梅沢委員長は、開会挨拶において、業界で認識を合わせて情報共有を図ることの意義の重要性を述べた。喜多副委員長は、IFRS対応は他業界に先駆けて平成23年度事業として始めたが、その後、IFRS適用企業も増加しつつあり、IFRSへの対応の重要性が増していることを述べた。
委員の自己紹介の後、委員会企画案の概要説明を事務局より行った。本年度の当委員会の活動内容は次のとおり。
l 情報サービス産業におけるIFRS対応に向けた会計処理事例集ブラッシュアップ版の作成と普及
l 平成28年度税制改正要望案に係る検討
l 企業会計基準委員会(ASBJ)の収益認識基準開発に係る対応
次に、喜多副委員長が昨年度から取組んでいるIFRS第15号への対応を、企業会計基準委員会(ASBJ)が今春より進めている収益認識基準の開発状況を絡めて紹介した。
今後の進め方については、委員会内にIFRS15号対応プロジェクトを立ち上げて、平成23年度成果物であるIFRS対応事例集のブラッシュアップ版を作成することで合意した。
(田中)