第2回 広報・人材委員会 人材部会

 平成24年7月31日、JISA会議室にて標記部会(部会長:池田 隆雄・新日鉄ソリューションズ(株)取締役人事部長)が開催された。参加者は23名。オブザーバとして経済産業省情報処理振興課ならびに情報処理推進機構(IPA)からそれぞれ人材担当者が参加した。

 本部会は平成23年度の活動のなかで、経済のグローバル化ならびにサービス化へのシフトのなかで、ITにより新たなビジネスを創出し、顧客や自らの改革を実行できる人材(ハイブリッド型人材)の発掘・確保とそれらを実現するための環境整備について検討し、「創造的改革を推進する人材と発掘・育成に関する提言」(報告書骨子)を取り纏めた。

 今回、池田部会長の「難しいテーマであるが、やり甲斐がある」との発言に続き、上記報告書骨子に基づいて今後の進め方について意見交換を行った結果、平成24年度は以下の3つの項目について活動を進めることで一致した。

1.各企業におけるハイブリッド型人材を発掘するための評価プロセスのモデルを策定すること

2.ハイブリッド型人材を支える人材の育成策として、業界人と大学講師の兼任者による大学講師ネットワークを構築し、大学のIT教育をより実践的で学生にとって魅力のあるものにすることで、優秀な人材の獲得へ繋げること

3.ハイブリッド型人材を支える人材の育成策として、情報サービスベンダ・ユーザ間の相互インターンシップ制度を構築し、ベンダ側はユーザ側の業務プロセスを把握して経営上の課題を理解することができ、ユーザ側は、将来のCIOとしてIT投資やIT戦略を考えるための知見を獲得できるようにすること

 なお、平成24年7月21日付で経済産業省より、産業構造審議会情報経済分科会・人材育成WG報告書中間とりまとめ(案)に対する意見募集の公告があり、これに対して、人材部会の活動方針に照らしてJISAとしての意見書を提出する予定である。

(薦田)

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