第2回 国際委員会 グローバルビジネス部会

平成24年8月3日(金)午後3時半よりJISA会議室において、平成24年度第2回グローバルビジネス部会が開催され、西島昭佳部会長((株)NTTデータ)をはじめ、計30名が参加した。

まず、ワーキンググループの活動報告として、伊藤座長の代理で宮越一郎編集長(NECネクサソリューションズ)より、JISAグローバル化支援サイトのアップデート状況についての説明が行われた。

同サイトは7月末に計17件のトピック等を追加し、次回は9月始めにアップデートの予定。サイトの中身も充実してきたので、このサイトをJISA会員にもっと利用してもらうよう、サイト紹介チラシやfacebook、JISA広報手段などを使ってPRに注力していること、また、部会メンバーの方々にも、このサイトへの意見や記事の投稿やサイトのPRを依頼した。

また、ワーキンググループでは、今後の部会活動方針の決定のため、及びメンバー間の情報共有・連携を促進する目的で、部会メンバー企業を対象に各社のグローバルビジネスの進捗状況や今後の方針・関心などについて、アンケート調査を行う旨、説明し、協力を依頼した。

次に、ゲストとして、(株)グローバルビジョンテクノロジーの天野雅晴代表取締役会長より、グローバル人材育成についてお話しを伺った。天野会長は、アメリカで起業しビジネスを行ってきたこれまでのご経験から、日本企業がグローバル化するための重要なポイントを3つ挙げた。

一つは、社内の海外事業をリードするグルーバル人材として、まず少なくとも全体の5%の人数だけ育成すること。二つ目は、グローバル規模での「分業」を社内で実施すること。日本の従来のやり方である「縦構造」で社内で全てを完結するやり方は、生産効率も高く信頼性も高かったかもしれないが、最近はデジタル技術やネット社会の進化により、地域や国を超えた「水平方向のつながり」による効果や効率が向上し、個々人や各社の得意分野を最大に活かした分業によるエコシステム・イノベーションが重要となっている。この地域や国を超えた「水平方向のつながり」による分業を行うのに、5%のグローバル人材が必要となる。最後に三つ目のポイントは、経営陣の明確なリーダーシップで、5%のグローバル人材に明確な役割を与え、その力を十分に発揮させる社内環境を作り、トップ自らが指揮をとって会社の体質を変え、グローバル化に向けて会社全体が一丸となって取り組むことが重要、とのことであった。

その後、部会メンバーとの意見交換では、昔は存在した社内におけるグローバルなエリート集団が必要なのではないか、韓国の近年の急速なグルーバル化進展の要因は90年代後半の韓国での経済危機ではないか、5%のグローバル人材は外国人でも日本のことをよく知っている必要がある、語学について必要なのはTOEICなどで高得点を取ることではなくビジネスに必要な会話スキルが重要、日本の組織では失敗すると致命的なので何もしない人が最後まで残るが、海外ではもっと自律性が重要、などについて議論があった。

会議後も、同会議室で飲み物とおつまみを用意して、引き続き意見交換を行った。

次回部会は10月頃の予定。

(河内)


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