平成25年2月12日、ステークホルダ間のコミュニケーションに注目し、プロジェクトを成功に導くための「健全性」を研究する、健全性評価指標WG(座長:後藤卓史 (株)構造計画研究所)が開催された。
「プロジェクト健全性評価指標」は昨年7月に公開され(ダウンロード数 1,060件 2月19日現在)、WGではJISA技術シンポジウムSPESをはじめ、日本情報システム・ユーザ協会への紹介など、公開以来普及活動を進めてきた。今年度はさらなる普及を目指し、ユーザ企業より1名、ベンダ、ユーザに拠らず中立の立場から1名が委員として参加し、本指標の「利用ガイドライン」を策定している。
ガイドライン策定にあたって課題となっているのは、オーナーシップの取扱い、健全性評価指標が対象とするプロセスの範囲である。前者は過度にオーナーシップはユーザにあることを強調しないこと、後者はユーザ視点に立ち要求開発プロセスや保守運用プロセスに目配りすることに注意し検討を進めている。
本利用ガイドラインは本年7月に発行する予定である。
(鈴木)