平成24年11月5日、第2回親委員会(委員長:國井秀子、リコーITソリューションズ取締役 会長執行役員)が開催された。出席者20名。
当日は本委員会傘下部会及びWGの活動報告と、企画委員会で検討を進めている「平成25年度事業計画における重点課題の考え方について」の議論を進めた。
ソフトウェアエンジニアリング部会からは、SPES企画WG、REBOK普及及び企画WG、クラウド技術調査WGの成果と進捗状況を報告した。
SPES企画WGはSPES2013に向け活動を開始したが、技術委員会として、シンポジウムにさらにコミットするため、テーマや運営に関する情報を委員会レベルでも共有すること、また参加費や資格ポイントとの連携を課題とすることなど、今後の運営について意見が出された。
REBOK普及及び企画WGは、REBOK普及のために、国内外の関連機関や学会と連携し、説明会や論文発表を継続していること、REBOKをより深く理解するための解説書シリーズの策定にあたっていることを報告した。
クラウド技術調査は11月より活動を開始する。
標準化部会からは、情報規格調査会との連携報告及びISO規格策定動向、健全性評価指標WG、VSE標準普及WG、ITBIZ標準ガイドブック改訂WGの進捗状況を報告した。
健全性評価指標WGでは、本年7月に同指標レポートを公開したが、ユーザ企業への普及浸透を目的に、JUAS等との連携を開始した。ユーザ視点での評価指標の策定を当面の目標とする。
VSE標準普及WGは、VSE規格解説書の策定にむけて、全体構成や章毎の概要の検討を開始した。
ITBIZ標準ガイドブック改訂WGは、2010年5月に発行した「ITビジネス標準化に役立つ情報をまとめて紹介する本」の改訂作業を行う。
技術調査部会では、JISAが実施する「情報サービス産業における技術成熟度調査」と、JISAが調査票作成に協力した、IPA「ソフトウェア産業の実態把握に関する調査」への回収状況が芳しくないことから、再度の協力依頼を事務局から要請した。
情報セキュリティ部会は体制が固まり、11月から活動を開始する。本部会では、情報システム開発や運用における情報セキュリティへの取り組みの実態を、現場の事例を中心に整理する。
「平成25年度事業計画における重点課題の考え方について」は、JISAが平成25年度以降、どのような考え方で協会運営を進めるかを説明したもので、11月8日の理事会に先駆けて、本委員会向けに紹介した。
委員からは、JISAとして社会及び業界の現状に対してどのような認識をもっているのか、現状に対する課題は何か、課題解決への取り組みの方向性は何か、などさまざまな観点から意見が出され、活発な議論が展開された。
(鈴木)